シリーズ累計280万部を超えるベストセラーとなっている水野敬也さんの『夢をかなえるゾウ』
ぼくはこの作品を過去2作とも読んでいてかなり好きな本です。
今回シリーズ3作目となる『夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え』を読みました。
お待たせしました第3弾!
今回の主人公は夢に恋するOLさん。女性が抱く、仕事や恋の悩みにも容赦ないガネーシャ流成功法が冴えわたる! (本人談)。
言うとくけど、今回の教えはめっちゃスパイシーやで!引用 https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4864103909/8823affiliate-22/
『夢をかなえるゾウ』を読んだことのない人に向けて紹介させていただくと、この本は水野敬也さんが得意とする小説と自己啓発が合わさった作品です。
小説なので単純に読み物としても面白いし、物語形式なので自己啓発の内容もスッと頭に入ってきます。
シリーズ物は3作目ともなるとひどいものが多いのですが、『夢をかなえるゾウ3』はそんなこともなく、過去2作と比べてもまったく質が落ちていません。
なによりガネーシャのどこか憎めないキャラクターと、読み手とシンクロしたような主人公の姿もお見事。
笑って泣けるとはまさにこのこと。
普段読書をしない人にもぜひ読んで欲しい名作です。
今回は本の中で登場した教えをぼくの経験などと合わせて紹介します。
自分の持ち物で本当に必要ものだけを残し、必要のないものは捨てる
自分がなんとなく観てるテレビ番組、なんとなくやってるゲーム、ホンマに欲しいもんなんか?
自分の収納やパソコンの中身は、ホンマに欲しいもんだけが入ってんのか?
もしそうやないんやとしたら、自分が本当に欲しいと思ってるもんは、一生手に入れられへんで。
部屋の大きさが限られてるみたいに、自分が持てるもんも、生きてる時間も、全部限られてるやからな。
ほとんどの人は少なからず、自分の部屋の中にいつも使うものだけでなくもう使わなくなっているもの、そんなに必要じゃないものが置いてあるでしょう。
しかしそれは非常に危険な状態です。
そんなにいらないものがたくさん置いてある空間で生活していると、そんなに欲しくないものばかりが手に入る状態を作り上げてしまいます。
すると欲しいものを手に入れたり夢をかなえることを自ら遠ざけてしまい、「あれがあったら、これがあったら」といったことばかり考えることになりますし、当然ながら夢は一生叶いません。
これは1番最初に出てきたガネーシャの教えなのですが、読んだとき背筋が寒くなりました。
というのも、ぼくの部屋にはもういらないものが散乱していることに気づいたからです。
あとぼくは家でブログを書こうとするとどうもやる気が起きないのですが、もしかしたらそれはいらないものが溢れている部屋がぼくのやる気を奪っていっているのかもしれません。
まあなんにしてもいらないものを置いておくことに意味はありません。
あと本を読み進めていくと「今までずっと避けてきたことをやってみる」という課題も出ているのですが、ぼくの場合は断捨離がそれに当たります。
なのでずっとめんどくさがってやっていなかった断捨離を実行に移すことを決意しました。
せっかくなので、本の中で行われた”ガネーシャ断捨離”に近い方法でやってみることにします。
近い方法、というのは本の通りにやったら実家ぐらしであるぼくは間違いなく怒られるからです 笑
ガネーシャ断捨離については実践したあと、別の記事にまとめます。
目標を誰かに宣言する
出来る出来ないを判断するんやなしに、やりたいことを口に出してまうんがポイントや。
そしたら、後に引けんようなってがんばるから、今まで眠っていた力が発揮されるんやで。
本に書いてあるとおり後に引けなくなるというのもありますが、ぼくは宣言できるということはそれだけ「自分には出来る!」という自信があることの表れだとも思います。
自信がなければ周りに宣言なんて出来ないし、周りに宣言できないようでは夢をかなえることなんて出来っこないです。
夢をかなえるっていうのはものすごく大変なことで、すぐには結果は出ず時間がかかりますし、うまくいかず諦めてしまいたくなることが何度もあるのが普通です。
夢をかなえるためには自分を信じ続けなければいけません。
”周りに宣言する”という話に戻りますが、周りに宣言するには口に出すだけでなくSNSやブログに書いて、その過程を発信していくという方法もおすすめです。
そうすると周りに自分の挑戦を見てもらえますし、しばらくすると全然知らない人から応援してもらえたりもするので、心の中で宣言するよりも一層がんばることが出来ます。
かくいうぼくは以前朝4時起きを目指していてSNSで発信していたのですが、途中で飽きてやめてしまいました←
今思うとハードルを高くしすぎていたような気も。。。
意外とフォロワーや友だちに見てもらえていたことが最近分かりましたし、やり方を変えてまたやってみるのもいいかな?
ブラックガネーシャ3大法則
物事をマスターするには共通する手順が存在します。
本の中ではこれを『ブラックガネーシャ3大法則』として紹介していました。
1.上手くいっている人のやり方を調べる
勉強でもなんでもそうなのですが、ぼくたちは何か新しいことを始めるときはいきなり自己流でやろうとしてしまいます。
しかしこれでうまくいくのは天性の天才くらいでしょう。
これはなんにでも当てはまることなんですが、まずは基本をおさえて基礎的な型に自分をはめていくことが大切です。
それが出来ないうちからオリジナリティを出そうとしたところで失敗するだけです。
自分が思てるほど、自分と他人に違いはあらへん。
みんな同じようなもん手に入れようとして、同じようなところでつまづいて、同じような方法で乗り越えてるんや。
せやから、まず最初に上手くいってる人がどうやったのかを知らなあかん。
「ググれカス」なんて言葉もありましたが、今はネットで調べるだけでもかなりの情報が手に入ります。
まずはうまくいっているひとのやり方を研究しましょう!
2.一度自分のやり方を捨て、上手くいっている人のやり方を徹底的に真似る
上手くいっている人のやり方を知っても、それを実行に移さへん人がほとんどやねん。
その理由はな、『この考えは、自分には当てはまらない』『こんなやり方で上手くいくはずがない』ゆうて、自分で勝手に判断するんやな。
それがアカンねん。
何かをマスターするために大事なことは、自分のやり方を一度捨てることやねん。
どんなオリジナルも徹底的にパクることから始まります。
ちなみにブログに関していうと、うまくいっている人が口をそろえていうのが「まずは何でもいいから書きまくれ」ということです。
最初は誰でも下手くそですし、ブログを書くことを習慣にする必要もあるので、初心者はとにかく数をこなします。
そのうち自分に向いている記事のジャンルが見えてくるので、それから自分ならではの記事を書いていけば人気ブログに近づいていけます。
一般的には量をこなしたあとは質を重視していくっていうやり方が多いですが、ぼくの目標としているブロガーさんは、独立した現在でも毎日更新を続けています。
記事がすべて質が高いかというとそうではなく、500文字くらいのエッセイのようなものも未だに書いています。
だからぼくは最近このやり方をマネて、書く時間がないとき1000文字もいかないくらいの短い記事を書いて更新するってことをやっています。
そのわりに更新頻度はあまり変わっていないので、まだがんばらないといけません←
3.空いた時間をすべて使う
自分ら見てると、何を始まるにしても、やり方が中途半端やねんな。
せやから、マスター出来へん。
何かをマスターしたいと思たらな、空いた時間はすべて使うくらいの勢いでいかなあかん。
極端やと思うかもしれへんけど、むしろその極端さが必要やねん。
ほんとこれなんです。
ブロガーにかんしていいますと、短期間で結果を出しているブロガーさんは例外なくこれをやっています。
大学生ブロガーだったら毎日5〜6時間ブログを書いてたり、会社員だったら仕事のあと終電がなくなる直前まで毎日書いて、時には終電を逃して歩いて帰ったり 笑
とにかくそれだけに没頭しているのです。
こういう人は「これだけのことをしてやっと出来るんだから私は凡人」みたいなことを言うんですが、絶対違う。
これが出来るのは凡人じゃないですよ 笑
イチローだって小さいころから毎日素振りをかかさなかったらしいじゃないですか。
しかも並ではない量をです。
天才と言われる人に共通するのは空いた時間をすべて使えるほど没頭しているということです。
ちなみに空いた時間をすべて使うことは、慣れてしまうと意外とイケるのだとか。
一度儲けを忘れて、お客さんが喜ぶことだけを考える
儲けを考えることは大事やけど、儲けを先に考えてまうと、本来の『お客さんを喜ばせること』から離れていってまう。
せやから、儲けを思い切って忘れて、お客さんを喜ばせることだけを考えるんや。
仏教には”自利利他”(じりりた)という、自分の利益よりも相手の利益を考えるという教えがあります。
一見自分に得がないように思えますが、相手の利益を優先した行動をしていると周り巡って自分が得をすることが周ってくるものなのです。
相手が喜ぶとまず自分の心に幸福感がわいてきますし、時には具体的な”物”となって自分に帰ってくることもあります。
ガネーシャが言っていることってそっくりそのままこれに当てはまりますよね?
最近はクラウドファンティングなど”信用がお金に変わる”仕組みがたくさん出てきていて、個人の信用に価値が生まれる時代になってきています。
これって自分の利益より相手が喜ぶことを考えるという”自利利他”の考えがより意味をもつ時代に変わってきているということじゃないでしょうか?
キングコングの西野さんも言ってますが、「正直者がバカを見る」時代は完全に終わっています。
『私の夢は、本当にかなうのかな?』という問いへのガネーシャの答え
しかし、私は、そのことを知りたい衝動を、抑えることは出来なかった。
私はガネーシャに尋ねた。
「私の夢は、本当に、かなうのかな?」
するとガネーシャは、しばらく沈黙したあと、私の顔を見て言った。
物語の主人公はガネーシャとの別れの直前にこのことを尋ねます。
それに対するガネーシャの答えは、夢をかなえようとがんばっているすべての人の心に響くものでしょう。
肝心のなんて言ったかですが・・・本を読んで確かめてみてください 笑
大事なことなので不用意にブログには書けません。
『夢をかなえるゾウ3〜ブラックガネーシャの教え』のまとめ
これまでの2作も読んできましたが、3作目となるこの作品も本当にいい物語でした。
笑いに関してはちょっとパワーダウンした感じがありますが、ストーリー性・教えの内容の濃さは全作品の中でもピカイチです。
読んで後悔することは絶対にありません。
普段あまり読書をしないひとにも自信をもっておすすめします!