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アーニャは人命救助のため最善の行動を選択したのでは?【SPY×FAMILY11話考察】

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SPY×FAMILY11話は、アーニャのステラ獲得や成長、「”すたーらいとアーニャ”とよべ」と調子にのるところなど、見どころ満載の回でした。

そんな11話で、アーニャはプールで溺れている子(ケンくん)を助けるため、自分1人でプールに飛び込んでいます。

ただ、SNSで他の人の感想を見ていると、この行動について無謀・危険といっている人もいました。

確かにそうなのですが、よくよく考えてみるとアーニャがあの行動をとっていなければ、ケンくんを助けられなかったんじゃないかと思えてきました。

今回はアーニャが無茶な行動を取るにいたった背景と、垣間見えたアーニャの性格・考え方について考察します。

リュウ
リュウ
ゆっくりしていってね!

人命救助のためアーニャが選べた唯一の選択

▲多分泳げないが、1人プールに飛び込む

ボランティアに参加した帰り、アーニャは自分の能力によりプールで溺れている子(ケンくん)の存在に気づきます。

ケンくんは声を出すこともできないままプールに落ちてしまったため、周囲の大人は誰も気づいていません。

アーニャはなんとか助けにいこうとしますが、自分が心を読めることはロイドを含め周囲に隠しています。

過去に悪気なく心を読んだことで、周囲から疎まれたことがあるためです。

また、複数の家で養子に取られては返されていることもあり、ようやく手に入れた家族(ロイド・ヨル)を失いたくない思いも抱いています。

そのためアーニャは、能力のことを知られることなく助けないといけませんでした。

アーニャはプールで溺れているケンくんを助ける際、周囲の大人に協力を求めていません。

自分の能力のことがバレるリスクもありましたが、それ以上にプールの中のケンくんが危ない状態なのがわかっていたからです。

プールで溺れるケンくんは一刻を争えない状態であり、大人に協力を求める余裕すらなかったのです。

▲アーニャとケンくんは、駆けつけたロイドによって救出される

そのためアーニャは自らプールに飛び込みますが、程なくして息が限界になっています。

ケンくんの方が水中にいた時間が長いため、あと少しでも救助が遅れたら助からなかった可能性が高いです。

つまりアーニャの行動は無謀ではあるものの、あの状況では考えうる最善の選択でした。

アーニャが迷うことなく自らプールに飛び込んだことが、人命救助につながっています。

アーニャの能力が人の役にたつのは2度目

▲おめでとう!アーニャは「すたーらいとアーニャ」にしんかした!

人命救助の功によって、アーニャは1年生最初のステラ獲得者となります。

アーニャは自分の能力が人の役にたったことに喜びを感じますが、実は能力で貢献するのは今回が初めてではありません。

アニメ3話で家族3人で外出した際、ひったくり犯を目撃します。

犯人が人混みに紛れたことで見失ってしまいますが、アーニャが心を読みひったくり犯を発見しました。

しかし能力のことがバレてはいけないため、別の方法で伝えなければいけません。

そこでアーニャはロイドに「けーきたべたい!」と嘘をつき、ひったくり犯が歩いている店の方向を指差します。

それによってロイドもひったくり犯を見つけ、上から飛びかかることで確保しました。

「ばしょさえおしえればちち(ロイド)がこらしめてくれる」と、アーニャは判断していたのでしょう。

このようにアーニャは、その時々で自分にできる最善の方法を瞬時に判断しています。

勉強ができないだけで、本当は頭がいい子なんじゃ…いや、それはないな←

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アーニャは人のために動ける子

▲人命救助をロイドに褒められ「えっへん!」

前述した人命救助に関してもそうですが、アーニャは人のために動くことが多い子です。

学校でなんとかじなん(ダミアン)と仲良くしようとしていますが、これはロイドの「ぷらんB・なかよしさくせん」 を成功させるためです。

▲「なかよしさくせん」成功による世界平和を想像するアーニャ

勉強は嫌がっていますがアーニャなりに努力していますし、ドッジボール大会の時もヨルに特訓してもらっていました。

いずれもステラを獲得し特待生になることで、ロイドの役にたつためです。

アーニャはロイドの任務が失敗し、家族がなくなることも危惧しています。

ただ、アーニャは自分ではそれほどがんばらず、完全にロイド任せにすることも可能です。

それでもアーニャがなんとかステラを獲得しようとしているのは、ロイドを助けたい・役にたちたい思いがあるからです。

アーニャは何度も養子に引き取られては施設に戻されていたため、親になってくれたことへの恩も感じていることも考えられます。

人は恩を感じたら、それを返そうと思うもの。アーニャは推定4〜5歳ながら、人として大切なことを理解しているのです。

アーニャはこういった考えを持っているのは、ロイドに引き取られる前から?
それともロイド・ヨルの姿を見て身についた?

いずれにしてもアーニャは人のために動ける子に育っているわけなので、ロイドとヨルはやはり親として立派だといえるでしょう。

まとめ

そんなわけで、11話は全体的にアーニャの良さが滲み出た回だったと思います。

早いもので、気づけば次が1クール目最終回。2クール目の放送開始はいつなんだぜ?

ぼくは原作で読んでいますが、アニメで観たい箇所はたくさんあります。

アーニャに関してもいいシーンはまだまだあるので、早くアニメで観たいですね。