2023年9/17に開催されたスピッツのライブイベント「ロックロックこんにちは!」2日目公演に参戦しました。
ぼくにとってはずっと行ってみたかった待望の参戦でしたが、イベント自体は今年で25周年!
バンド結成やデビューの周年もそうですが、スピッツは気づくと大きな記録を達成していますね。
今回の出演者は、出番順に以下の通りです。
- 緑黄色社会
- 秦基博
- ORANGE RANGE
ここにスピッツも加わるわけですからあまりに豪華。チケット10,000円台は安すぎでは?
この記事では、イベント当日のレポートをお届けします。
1. 緑黄色社会(初出演)
トップを飾るのは、スピッツの関連イベント初出演の緑黄色社会。最近では、ドラマ主題歌の「サマータイムシンデレラ」が話題の人気バンドです。
ぼく自身前から聞いているバンドで、今回の出演者の中では1番楽しみでした。リョクシャカから始まるロックロックとかたまらん…!
ライブを観るのは初めてでしたが、まず印象的なのがボーカル・長屋晴子さんの歌声です。
女性ながら力強いですし、言葉のひとつひとつがはっきり聞こえてきます。
ライブだとボーカルの声が一部聞き取りにくいことも多いのですが、緑黄色社会に関しては全くありませんでした。
音源を聴いているとポップな印象も受けますが、ライブだとめちゃくちゃロックだったのも良かったです。
「今日は最高の夜にしようね!」という長屋さんの言葉に、すでに最高だと感じたのはぼくだけでしょうか?
MCでは、ロックロックこんにちは!というイベントに名にちなんで、以下のコールアンドレスポンスを会場の全方位に向けて実施。
長屋「ロックロック、こーんにーちわー!」
観客「こーんにーちわー!」
長屋「こんにちは〜」
観客「笑」
会場全体を錦鯉の長谷川さんにしてしまう長屋さん。
コールアンドレスポンス後に毎回言っていた「こんにちは〜」は、学校の先生をイメージしたそうです。
若いバンドなので、今回の出演者の中では、彼女たちを知らない人が比較的多かったんじゃないかと思います。
そんな中でも緑黄色社会がブレイクするきっかけでもある『Mela!』は知っている人が多かったのか、演奏が始まると明らかに会場の雰囲気が変わったのが分かりました。
なおぼくもその1人で、想像以上に良いライブで満足です。
ライブのトップとして相応しいパフォーマンスでした。いやー、リョクシャカいいわぁ。
あと余談ですが、長屋さんって自分のボーカルだけの時は、ギターを縦にして抱き抱えるように握りしめて歌うんです。
それがなんか…可愛くて好きでした笑
緑黄色社会のセットリスト
- Shout Baby
- sabotage
- マジックアワー
- 陽はまた昇るから
- 想い人
- あうん
- サマータイムシンデレラ
- Mela!
- キャラクター
2. 秦基博(2回目出演)
秦さんがステージに出てきてすぐに「あれ?」と思いました。バックに他の楽器が一切ないのです。
そう、秦さんのステージは弾き語り形式でした。
秦さんが出てきたら立ち上がったお客さんが大勢いましたが、それを見た秦さんが一言。
「立ってもらったところ申し訳ないですけど、ぼく座ってるんで笑」
(演奏後)「みなさんが立ってくれたのを見て…どうしようかなと。俺座るしなって笑」
会場が笑いに包まれて、掴みが完璧な中『ひまわりの約束』からライブが始まります。
正直なところぼくは弾き語りがあんまり好きではないのですが、良い曲ですしあの歌声です。座ってゆっくりしながら、心地良い時間を過ごしました。
それにしても、秦さんは面白い人です。
曲間では「今手拍子しないとこの後(手拍子する曲)ないですよ」と半強要したかと思えば、演奏後には「この後は手拍子やめてください!」と完全拒否。
アーティストのMCって、多少面白くなくても笑ってくれるじゃないですか←
でも秦さんは、言うこと全部がちゃんとウケて笑いを取れていましたね。
あれ?なんだかお笑いライブの感想みたいになっている…
秦基博のセットリスト
- ひまわりの約束
- 泣き笑いのエピソード
- 在る
- トレモロ降る夜
- 太陽のロザリオ
- 鱗
- メトロフィルム
3. ORANGE RANGE(出演5回目)
登場するなり周りの人がみんな立ち始めて、ここまでとは違う雰囲気でした。
おや、みんなそんなにORANGE RANGEが好きなのか。
終演後にグッズコーナーに行くと、彼らのグッズのみ売り切れていました。
今回のゲストの中では、1番人気だったようです。
ライブは『以心伝心』から始まり、曲間のトークでうまく繋いで『ロコローション』へ。ヒット曲はやはり盛り上がります。
しかし、どうやらORANGE RANGEは「知らない曲が流れると盛り上がりが落ち着く」のがあるあるらしく。
そのためメンバーから「知らない曲が流れても盛り上がっているフリをする」という契約を半ば無理やり結ばされました笑
わざわざ復唱までして←
ORANGE RANGEのライブで感じたのは、かなり盛り上げ上手だなということ。
気になる点としては、音量が大きいかなと。出番終了後は若干耳鳴りがしました。
とはいえ、ぼくはライブで初めてタオルを回したりイーヤーサーサーと言ったりなど、初めての体験にテンションが上がり楽しんでいました。
ORANGE RANGEがステージから去った後冷静になり、さっきまでの自分が恥ずかしくなったのはここだけの話 笑
なお、ライブ終了後に「寿司食べたくなったわー」と言いながら帰路についている人がいましたが、絶対彼らの曲「SUSHI食べたい」のせいでしょう。
ORANGE RANGEのセットリスト
- 以心電信
- ロコローション
- 解放カーニバル
- Pantyna
- おしゃれ番長(大サビなしでSUSHIにつなぐ)
- SUSHI食べたい(NO SUSHI〜大サビのみ)
- 花
- 上海ハニー
- イケナイ太陽
- キリキリマイ
4. スピッツ
言うまでもない本日の主役。何回ライブに来ても出てきた瞬間は嬉しくてたまりません。
『バニーガール』『海とピンク』と夏の曲を連続して演奏。その後はロックという言葉が入るイベントだからか、ロック系の曲が多かったです。
毎年夏のイベントではカバー曲を演奏しますが、今年は藤井風さんの『きらり』。
そう来たか!って感じの選曲で、スピッツ色が濃く出ていて良かったです。
スピッツにはぜひ、カバー曲を集めたアルバムを出してほしいですね。
MCでは、今回のゲストについても全組触れていました。
その中でも緑黄色社会について「歌詞に突っ込みを入れる部分がない」と言っていて、これはご本人嬉しいでしょうね。
ちょっと気になったのは、ライブ前半でマサムネさんの声が聞き取りにくく感じたことです。いつもより声が出ていないような…
しかし後半はよく聞こえるようになったので、ORANGE RANGEの演奏の耳鳴りが原因かもしれません。(責めてないです!)
50歳を超えているバンドですが、今回のゲストにも負けない若い演奏。今回もたっぷり楽しませてくれました。
スピッツのセットリスト
- バニーガール
- 海とピンク
- ハチの針
- スターゲイザー
- 魔法のコトバ
- きらり(藤井風カバー)
- 美しい鰭
- 三日月ロック その3
- トンガリ’95
- 8823
- ビギナー
- アケホノ(アンコール)
- 愛のしるし(アンコール)
総評〜あらゆるスタイルの音楽の楽しみ方ができた1日
ふと振り返ってみると、今回はあらゆる音楽スタイルを楽しめたと感じます。
スピッツ・緑黄色社会は本格的なバンドで、秦さんは弾き語り。ORANGE RANGEはノリよく盛り上がるタイプの音楽です。
全然違うスタイルの音楽を楽しめて、かなり贅沢な夜でした。
ぜひ来年も参加したいですし、この調子で30回・40回と開催してほしいです!