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スピッツの未来を誰が想像しただろう?デビュー曲「ヒバリのこころ」

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Future

こんにちは
スピッツファン歴12年のリュウです。

今回はスピッツのデビュー曲「ヒバリのこころ」を紹介します。

スピッツというとたいがいロビンソンやチェリーが連想されますし、デビュー曲なんてファンじゃなきゃ絶対知らないですよね。

そもそもこの曲は発売当時はオリコン圏外になるほど売れませんでした。

この曲は今では国民的バンドになったスピッツの原点であり、スピッツを語る上ではかかせない曲です。

インディーズ時代からの代表曲

この曲はスピッツがインディーズで活動していたころから歌われている代表曲です。

スピッツがインディーズで発売したミニアルバムのタイトルであり、1曲目に収録された曲でもあります。

そのミニアルバムは発売当時は2000枚も売れないほどでしたが、現在はスピッツのブレイクと枚数が少ないことも要因してか2ピーク時には数十万円で取引されるほどのプレミアがついています。

スピッツファンといえどもそんなお金はかけられない。。。

メジャーデビュー曲にしたのはメンバーいわく「一生歌い続ける曲になると思ったから」とのこと。

その言葉どおり今もライブでよく演奏される定番曲になっていて、2017年の結成30周年記念のツアーでも演奏されました。

ライブハウスで歌うことを目標にしていたバンドの曲が今では武道館で歌われる曲になっています。

メジャー版はインディーズのころと歌詞はそのままですが少しアレンジを変えられています。

ぼくはインディーズ版を聴いたことがあるのですが、ドラムのリズムパターンがちょっと変えられていてよりロックになったって感じですね。

今でこそ日本の誰もが知っていて音楽の教科書に曲が載るほどのバンドになったスピッツ。

しかし「ヒバリのこころ」も同時発売のアルバム「スピッツ」もさっぱり売れず、ここから売れるまでにはかなりの苦労を重ねることになります。

レコーディングはメンバー、スタッフともに手探り状態で難航したためレコーディングについては「いい思い出がない」とメンバーは振り返っています。

デビュー前に事務所の社長である高橋さんに「スピッツを10万枚売るバンドにしたい」と言われていました。

しかし当のスピッツは売れる欲もなければ自分たちが売れるなんて考えてもみないことだったので、メンバー同士で「10万枚売るなんてぜってー無理!」と言い合っていたそうです 笑

しかし知っての通りスピッツは「ロビンソン」で164万枚という16倍もの売上を記録してブレイクし、現在でもアルバムが10万枚を超えるほどのバンドになっています。

今はアルバムが10万枚売れるバンドもほとんどないですからこれは根強い人気があることの証明でもあります。

結局のところ高橋さんもまさかここまでのバンドになるとは思っていなかったんじゃないでしょうか?
まあ、一番思っていなかったのはメンバー自身でしょうけどね 笑

「僕ら」とは誰のことか?

僕らこれから強く生きていこう
行く手を阻む壁がいくつあっても
両手でしっかり君を抱きしめたい
涙がこぼれそうさ
ヒバリのこころ

スピッツの曲ですから「ヒバリのこころ」は普通に聴くと恋愛の曲です。

しかしデビュー曲であるということを考えると『僕らこれから強く生きていこう』というのがスピッツのメンバーに向けての言葉のようにも聞こえてきます。

実際それでも歌詞としてそこまでおかしくはないし、そういう受け止め方をしているファンも大勢います。

どう受け止めて聴くかは人それぞれですしどの聴き方も間違ってはないですが、マサムネさん自身はこの曲を恋愛の曲として書いたと考えて間違いないでしょう。

ボーカルのマサムネさんはこのように語っています。

マサムネさんが歌詞について話して、さらに「それは違う!」と否定するのは珍しいことです。
よほど強く訴えたいことなのかもしれません。

この曲をラブソングと考えると「僕らこれから強く生きていこう」という歌詞はこれから人生を共に生きたい、つまり結婚の歌なんじゃないでしょうか?

なおヒバリは春を告げる鳥といわれています。

この曲の主人公は長い間独りで生きていましたが、「君」と出会ったことで長い孤独の冬が終わりを告げて春が訪れてきました。

ただよく聴くと「両手でしっかり君を抱きしめたい」と歌っています。

恋人同士でも抱きしめたいと思うことはありますが、この歌詞からぼくはもしかしたら抱き合えるような関係じゃないのかな?と想像しました。

つまり『君』のことが結婚したいほど好きだけど両思いではなく、抱きしめることができないから『抱きしめたい』と言っているんじゃないかということです。

そう考えると結構切ない曲ですよね〜
デビュー曲なのに。

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「ヒバリのこころ」まとめ

デビューしたころには売れる意欲もなく売上も少なかったスピッツですが、今年でデビューから27年になります。

この曲は今では武道館のライブでも演奏される曲になっていますが、そんな曲になるとはメンバーも思わなかったでしょう。

今でもライブで演奏され続けていますが、スピッツのメンバーの演奏技術もメジャーデビューからの活動で上がってきているのでスピッツの成長を特に感じられる曲になっています。

去年の30周年記念ツアーの4曲目(意外と早い!)で演奏されたときは感慨深い気持ちでした。

そしてこのころからスピッツはつくづく変わっていないんだということにうれしくもなります。

今ではスピッツのメンバーはもちろんのこと、日本中にいるスピッツファンにとって大切な曲です。