こんにちはリュウです!
ぼくは去年4年働いた会社をやめ転職しました。
4年働いた会社を退職しました。葛藤と後悔、決意について。 – 満喫ぶろぐ
自業自得なところが多いですが、それを抜きに考えても不平不満が横行しているしすぐ近くで同じ部署の人が上司に「はい、じゃねえわバカ!」とか言われているのを聞いているのはきつかったし、どっちみちやめてたと思います。
転職についてはかなり悩みましたが、決断できたのは相談した友達の他に自分の働き方についてネットで発信している人たちの存在も大きかったです。
今回紹介するこの本を書いた”あんちゃ”さんもその一人です。
この記事では本を読んでの感想・レビューをお届けします。
ブロガー”あんちゃ”さんとは
あんちゃ:1991年生まれ。
北海道札幌市出身。ブロガー・メディアディレクター。
大学卒業後に上京し、IT企業に2年間勤務。会社員の頃に個人ブログ「まじまじぱーてぃー」を立ち上げ、その3ヶ月後に会社を退職しブロガーとして独立。
ブログ開始から1年で月間70万アクセスを超える。
現在の活動はブログ運営にとどまらず、恋愛メディア「らぶりりーす」の編集長・コンサルティング業・講師業・イベント講演など多岐に渡る。
あんちゃさんは会社員として働きながらブログを書いていましたがものすごしスピードで成果を出していって、現在はブログで収入をえて生活しています。
最近増えているプロブロガーです。
ブログでは自身の経験をもとにした自由な生き方・働き方から下ネタまで(笑)発信して多くのブログ読者がいます。
ぼくもその一人。下ネタに刺激をうけこんな記事も書いてしまいた 笑
【下ネタ注意】スピッツのイメージが変わる歌詞がエロい曲10選 – 満喫ぶろぐ
初出版となるこの本ではあんちゃさんが実践している「好きな場所で、好きな人と、好きなことをして、遊ぶように働く」行き方をしていくために必要なことが書かれています。
ため息をつきながら好きじゃない仕事を続ける?
「あー、朝かぁ。会社に行く準備しなきゃ」と思ったとたん、突然涙がポロポロこぼれ落ちたのです。
「泣いてる場合じゃない。会社に行かないと」
そう思えば思うほど、涙は止まらない。
「なんで、私は泣いているんだろう……」
そのとき、初めて自分はこんなにも「会社で働く」のが嫌なんだと気づきました。
この日から、私は会社で働く以外の方法を探し始めたんです。
泣くほどではありませんでしたが、ぼくも朝起きて「会社に行かないといけない」と考えたらなんの気力もわかなかったことがよくありました。
前職の工場で働いていた時のことです。
まったくやる気がわかないながらも会社に行きましたが仕事をするのが嫌すぎてイライラして、会社に入るなりもっていたリュックをたたきつけました。
そのころは前からぼくの様子がおかしかったのでしょう、ぼくの仕事の様子を工場長が近くで見ていました。
なぜだかそれも気にいらなくてぼくは「あっー!!!」と大声で叫びました。
その後現場を離れて工場長と話しましたが、どう考えてもまともな状態じゃないぼくに「気の持ちようだ」なんて言うのでおさえていたものが爆発して暴れました。
さすがにその日は仕事ができないので早退です。
冷静に物事を考えることが出来ませんでした。
5日ほど休んでまた会社に行くようになりましたが、今考えると軽い鬱だったのかも。。。
前から仕事にいくのが嫌で朝から帰るまでイライラしていましたが、この日からぼくは働き続けることに限界を感じて転職することを考え始めました。
転職してから4ヶ月たちましたが、イライラすることもなく前よりも気持ちよく仕事ができています。
前職では「そんなことあるわけない」と思っていた仕事が楽しいという感覚があります。
「仕事行きたくないなぁ」くらいは誰でも思いますが、それを通り越してため息や涙が出るようならその仕事を続けるべきか一度考えたほうがいいです。
仕事は生きる目的ではなく手段です。
それで体を壊して生きていくことが難しくなっては元も子もありません。
不安は絶対なくならない
今は、定年前にリストラに遭うこともあるし、大企業だってつぶれる可能性もある。病気や事故、災害に遭うかもしれないし、親の介護もあるかもしれない。
本当は、安定したレールなんてなくなっているのに、気づかないフリをしてみんな仮想のレールの上を歩いている。私はそう感じます。
(中略)
今の私は、他の人から見たら不安定な生き方かもしれません。
でも先が見えないということでは、会社に勤めていようが皆一緒です。
本当の安定なんかありえません。どんな道にいても不安定で、不安と向き合うしかないのです。
転職活動をはじめてもどこの会社にも受からないかもしれないし、転職して新しい職場でやっていけるのか・自分に合っているのかは実際に働きはじめるまで分かりません。
もしかしたら転職した会社の経営が悪化してつぶれてしまうかもしれません。
転職することはリスクがあって不安に思います。
でも今の会社で働き続けることもリスクがあります。
大企業だってつぶれる時代だからどこの会社にいっても安心・安全ってことはありません。
急に違う仕事をやることになってそれがうまくいかないことや新しく入社してきた人とうまくやっていけないということもありえます。
この先どうなるかなんて確実なことはだれにも分かりません。
「もし会社を辞めて失敗したら、死ぬと思う?」
この一言に、私はハッとしました。
そうだ、失敗してもこの日本という国で死ぬってことはない。
(中略)そう思うと、「私は何に不安になっていたんだ……?」となったんです。
転職に失敗してもそれですべて終わりになるわけではありません。
その経験が無駄になることはないし、もう一度やり直せばいいだけです。
やめたいのに働き続けることが「もったいない」
「ぼくは会社を辞めたいんですけど、親が『せっかく頑張って就活して入った会社なのにもったいない』って言うんです……」
この悩み、地味に多いんです。私から言わせると、その考え方が一番もったいないですし、時間の無駄!(中略)
たしかに、日本人のもったいない精神は素晴らしいし、相手を思いやる気持ちも素晴らしい。でも、このもったいない精神は時として前進を拒むんです。
思い切って切り捨てないと前に進めないことだってあります。
ぼくは4年働いて会社をやめましたが、転職はもう1年くらい前から考えていたんですよね。
でも他にやりたいことがないとか、会社をやめるのが申し訳ないとか思って何も行動していなかったんです。
今考えるとほんとに無駄なことでした。
転職活動をしてみて思ったんですが、今の会社に不満があるなら転職活動だけしてみるのもいいかもしれません。
特にぼくのように一社でしか働いたことがない場合だと、よくも悪くも今の会社が基準のすべてになっています。
転職をしてから「自分は恵まれていたんだな」と気づくことも多いようです。
他の会社の仕事内容、働き方を知ることで自分がほんとうに求めているものがなんなのか、何が不満なのかが分かってきます。
いい会社があれば転職してもいいし、転職せず今の会社で働き続けてもいいです。
会社をやめたいと思うなら何か行動を起こしてみましょう。
まとめ
この本は決して「会社をやめろ」とあおっているわけではありません。
会社員が悪いなんてことはないし、あんちゃさんのようにフリーランスで生きることだけが「アソビくるう人生」ではありません。
大事なのは自分がどんな生き方をしたいかであって、あんちゃさんはその手段としてフリーランスを選びました。
今の時代はyoutuberやプロブロガーのように好きなことで生きていく人が増えていて、会社員以外の働き方がどんどん増えています。
今人生に悩んでいる人には背中を押してくれる一冊になるでしょう。