こんにちは、リュウです。
先日発売されたワンピースの89巻を読みました。
長らく続いていたホールケーキ・アイランドでの戦いもいよいよクライマックスとなっています。
今巻ではルフィとカタクリの戦闘が決着し後は逃げるだけとなりますが、ビッグ・マム側もそう簡単には逃がしてはくれません。
それでは感想を書いていきます!
ワンピース89巻あらすじ
サニー号でビッグ・マムと交戦
ケーキが食べられず食いわずらいを起こしたビッグ・マムはついにサニー号の上まで追ってきました。
当然ケーキなんて持っていないのですが、ビッグ・マムはぺロスペローが言っていた「ルフィたちがケーキを持っていった」ということを信じて疑いません。
ナポレオンを剣にしてサニー号で暴れ始めるビッグ・マムの攻撃をジンベエが覇気で受け止めようとしますが、食いわずらいでやせ細っているとはいえ相手は四皇。
さすがのジンベエも海に吹き飛ばされてしまいました。
ビッグ・マムの怒りはやむはずもなくさらに暴れ続け、ビッグ・マムの頭の炎が船の帆に移るなど被害が拡大。
攻撃をチョッパーのガード・ポイントで受け止めるのが精一杯でした。
その時海の中からジンベエが「海流一本背負い」を使って船に引火した火を鎮火させ、「魚人空手奥義”武頼貫(ぶらいかん)”」を繰り出してビッグ・マムを船の外に追い出します。
しかしそれで倒れるビッグ・マムではありません。
今度は剣を伸ばし、サニー号を横からスライスすることでケーキを見つけ出そうとします。
ここで活躍したのがブルックとナミ。
まずブルックがビッグ・マムが乗っているゼウスにたいして攻撃をしかけて一頭両断にし、ナミがゼウスを放電させビッグ・マムに電流を浴びさせます。
これでなんとかサニー号から引き離すことができたものの今度はプロメテウスに乗って追いかけてきます。
しかもプロメテウスは巨大化していてもはや攻撃がしかけられない状態。
これ以上逃げるのも厳しくなってきたその時・・・
サンジがケーキを完成させ応戦
ビッグ・マムを止めるためのケーキを作っていたサンジが完成させたケーキをベッジの船に乗せてやってきました。
ケーキの存在に気づいたビッグ・マムは標的をケーキの乗ったベッジの船に変更。
サンジはプリンの助けでラビヤンに乗ってサニー号に戻ってきました。
ベッジは当初の予定通りケーキをリキュール島に追いて逃げようとしていましたが、シフォンが「それじゃあケーキを食べた後ナミたちを追いかける時間を与えてしまう」とさらに離れた”ふんわり島”までケーキを持っていくことを決めました。
また、ビッグ・マムから逃れたとはいえ、三将星のスムージーが中心となってサニー号を追いかけてきています。
はたして無事逃げ切れるのか。。。
カタクリがルフィの強さを認め始める
ルフィは見聞色の覇気をカタクリと同じレベルまで高めようとしていて、カタクリの攻撃を目ではなく覇気でとらえることでよけようとしていました。
それによって徐々にカタクリと同じレベルで攻撃を読めるようにはなってきたものの、まだ低確率のためルフィが攻撃を一方的に受けている状態。
しかしカタクリもルフィが自分の見聞色に近づき始めていることを気づき始め、なんとしてもこの場でルフィを消さなければいけないと感じていました。
一方2人が戦っている陰にはシャーロット家の36女でありカタクリのお気に入りの”キングオブ妹”になりたいと思っているフランペがいました。
フランペはカタクリの役にたとうとルフィに音のない吹き矢を繰り出し、それによってルフィは足を滑らせカタクリの槍で腹をえぐられてしまいます。
戦いの場で気を抜いたルフィに失望を覚えるカタクリでしたが、フランペがルフィのフラフラの様子を見てうっかり笑い声を出したことでフランペの妨害があったことに気づきました。
そしてカタクリは「男の勝負に薄っぺらい援護などするな!!!」と、自分がもっとも見られたくない裂けた口も見せた状態で怒りをあらわにします。
さらに妨害を受けて致命傷を負わせたことに納得のいかないカタクリは自ら腹に槍を突き刺します。
カタクリは戦いをとおしてルフィのことをそこまで認めるようになっていたのです。
カタクリ「おれはもう・・・
お前を格下とは思わねぇ」
ルフィ「ホントか!!嬉しい!!ありがとう
でも!!勝つ!!!」
ほんとにかっこいいな、カタクリは。
敵にしておくのがもったいない(´・_・`)
ギア4「スネイクマン」発動
お互いに攻撃を仕掛けていく展開の中でもルフィは見聞色の覇気をカタクリと同じレベルまでもっていこうとしていました。
そしてルフィはカタクリの問いかけに対し、先の言葉を事前に読んで答えられるまでになっていました。
ルフィが戦いを終わらせることを宣言し、カタクリがそれを受け止める。
お互いに相手が何を言うかを先に読み取って答えあっていました。
そしてルフィはさらなる秘策「ギア4 スネイクマン」を発動させます。
スネイク=蛇だからパウンドマン以上に奇抜な姿になるかと思いましたが、髪が炎が燃えているように逆立っていることを除けばいつものルフィとそんなに変わりません。
スネイクマンはどんなものかというと速効性を高めたギア4。
パウンドマンがギア3×武装色で、スネイクマンがギア2×武装色という感じです。
ドフラミンゴとの戦いでもグネグネと起動を変えながら攻撃を繰り出す「ゴムゴムの大蛇砲(カルヴァリン)」を使っていましたが、スネイクマンは伸びてからも加速を続けているので、パウンドマンの時とはスピードが桁違いです。
ドフラミンゴの時のようにルフィが押していたのでこのまま行くのかと思いましたが、四皇の右腕のような存在なだけあってそんなに簡単にはいきません。
カタクリもさらなる大技を繰り出してルフィに対抗します。
そして二人はお互いに最後の一撃となる大技を繰り出し、意識をなくして倒れこみます。
戦いの勝敗を分けたもの
10分後 、意識を取り戻したルフィの前にはカタクリの姿がありました。
カタクリ「いつかお前は…”ビッグ・マム”を…
倒しに来るのか……?」
ルフィ「勿論だ
おれは…海賊王になる男だ!!!」
カタクリ「ずいぶん未来を
見てやがる……!!」
カタクリはそういって笑みを浮かべたあと意識をなくし倒れこみました。
二人の戦いを見る限り力はほぼ互角でそんなに差はなかったんじゃないかと思います。
じゃあ何が違ったかというと見ていた未来の大きさ。
カタクリが見ていたのはルフィがビッグ・マムの脅威になるかもしれない未来でしたが、ルフィはさらに先の自分が海賊王になる未来を見続けていました。
見ている未来が違えば戦いにかける思いも変わってきます。
勝敗を分けたのはルフィがより大きな未来を見ていたからで、カタクリの最後の一言もその違いを感じ取ってのことだったのかもしれません。
カタクリが最後はママではなく”ビッグ・マム”と呼んでいたことから、カタクリはルフィのことを自分の立場を抜きとした好敵手として見ていたことがうかがえます。
それはルフィも同じだったのか、戦いの後その場を去るときにカタクリの口の上に帽子を置いて口を見られないようにする配慮を見せています。
ルフィが敵にたいしてこういった敬意を見せるのはめずらしいことですね…
なんだか胸が熱くなりました。
ワンピース89巻のまとめ
その後ミロワールドから抜け出したルフィはペコムズやサンジ、さらにはジェルマ66の助けも受けて無事船に乗り込むことができ、ビッグ・マムもサンジのケーキに魅了されて食いわずらいが止まったので、後は逃げるだけとなりました。
しかし”バッドエンドミュージカル”という89巻のタイトルどおり「えっ…?」という場面で終了します。
本当の決着は次巻のお楽しみですf(^_^;
できることなら89巻でまとめてほしかったですが、90巻を楽しみに待とうと思います( ・ω・)ノ