「『ブルーロック』のアニメは面白い?」
「アニメ『ブルーロック』を観た人たちの感想を知りたい」
アニメ『ブルーロック』は、累計1,000万部を超えるサッカー漫画のアニメ化作品です。
最もイカれたサッカー漫画とも呼ばれており、原作1話は日本代表選手を実名でカス呼ばわりし炎上したこともあります。
今回はそんなアニメ『ブルーロック』の感想を各話ごとにまとめていきます。
アニメ『ブルーロック』の概要を30秒で解説
- 放送:2022年10〜12月
- 原作:連載中(2018年8月〜)
- 制作会社:エイトビット
- 話数:全24話
- 主な配信サイト: Amazonnプライム、Netflix、dアニメストアなど
高校2年生の主人公・潔世一が所属する一難高校は、埼玉県の高校サッカー選手権の決勝で敗れてしまいます。
最後のチャンスで潔はゴール前で味方にパスをしますが、ゴールは外れ相手チームにカウンターを喰らう形で逆に点を取られてしまったのです。
全国大会を逃し潔はうなだれていましたが、ある日自宅に日本フットボール連合からの招待状が届きました。
会場には選手権の決勝で敗れたチームにいた”日本の宝”と呼ばれる吉良涼介を始めとする、有名選手も集まっていました。
そこで突然発表されたのが、日本をW杯優勝に導くストライカーを育成するための「青い監獄プロジェクト」。
ブルーロックという施設の300人の選手が日本代表入りを欠けて競い、脱落したものは日本代表に入るチャンスを永遠に失うというのです。
「世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない」
潔を始めとする全国から集められた選手たちは、生き残りをかけてブルーロックに飛び込んでいきます。
アニメ『ブルーロック』の全話感想・あらすじ
ここからはアニメ『ブルーロック』全話の感想を順番に書いていきます。
若干のネタバレを含むため、未視聴の場合はご注意ください。
第1話「夢」感想・あらすじ
全国高校サッカー選手権の県大会決勝。高校2年生のフォワード・潔 世一は、ゴール前で味方にパスを出してしまったことによって全国大会への道を絶たれてしまう。
そんな彼のもとに“ブルーロック(青い監獄)”への招待状が届く。
それは、日本がW杯で優勝するため、300人の高校生世代フォワードの中から、たった1人の“世界一のストライカー”となるエゴイストを作り出す施設だった。
何も分からぬまま狭い部屋に集められた潔たちは、12人から1人の脱落者を決める入寮テストへと挑む。
サッカー×デスゲームとは面白いことを考えますね。
原作者が過去に『神さまの言うとおり』というデスゲームものを書いていただけあり、うまく取り入れられている印象です。
チームワークを切り捨て、圧倒的な個を求めているサッカー漫画というのも特徴的かつ斬新。
アニメで初めて観ましたが、これは面白い!2クール放送なのも嬉しいですね。
第2話「かいぶつ」感想・あらすじ
謎の人物・絵心甚八による、世界一のストライカーを生み出すための “ブルーロック(青い監獄)”プロジェクト。
ライバル達を蹴落とし生き残ったランキング上位5名は、6ヶ月後に行われるU-20W杯のFW登録選手になれるが、脱落した者は一生日本代表になる権利を失うという。
絵心が求めるストライカーのエゴイズムとはなんなのか。潔たちは“ブルーロック(青い監獄)”での戦いに生き残る決意をし、今後のサッカー人生を懸けた新たな試練・一次セレクションへと進む。
吉良は準主役みたいなものかと思ったら、あっさり退場してしまいました。
確かに吉良なら残り1秒でもボールを当てられたわけだし、そもそもブルーロックに参加した時点で勝負しないのはな…
別の作品だけど「諦めたらそこで試合終了」を感じさせる展開でした。
EDは次のテストが始まるワクワク感がすごくて、期待が持てる。
デスゲーム系はどんどん面白くなるものなんで、次回が楽しみです!
第3話「サッカーの0」感想・あらすじ
一次セレクションは、“ブルーロック(青い監獄)”伍号棟内にてV・W・X・Y・Zの5チームによる総当たりグループマッチを行い、上位2チームのみが勝ちあがれるというもの。
ランキング最底辺のチームZである潔たちは、初戦チームXへと挑む。
だが、“チーム内で最も点を取った1人だけは無条件で勝ちあがれる”という特殊なルールにより、試合は敵も味方も入り乱れボールを奪い合う大混乱となる。
その流れを変えたのは、チームXの強力なストライカー・馬狼照英の存在だった。
圧倒的な個から戦術が生まれ、チームが結束する。
野球でもたった1人のエースに導かれるように甲子園を勝ち上がることがあるし、サッカーで同じことが合ってもおかしくはないですね。
サッカーは野球と違い決められた役割をこなすとは限らないというのは、納得感がありました。
試合中に潔の能力が垣間見えましたが、点を取るために必要なことを瞬時に察知できるものですかね?
『アオアシ』の葦人はフィールド上の俯瞰能力を持っていましたが、それとは違う気がします。
第4話「予感と直感」感想・あらすじ
チームZは、圧倒的なエゴと実力を持つ馬狼を中心としたチームXに惨敗。「自分だけの武器を持て」という絵心の言葉を受け、次の試合へ向けてそれぞれの武器を確認しあうが、潔は自分の武器を見つけられずにいた。
己の武器に悩みながらも、チームX戦で感じた“ゴールの匂い”をヒントに、次なる対戦相手、チームYへと挑むのだった。
ほお…チームの中心にいたのは、熊本の得点王ではなく二子でしたか。しかも潔と同じ能力を持っているというのは面白い。
どちらも“ゴールの匂い”を感じ取れるなら、戦力や状況的にチームZの方が不利?
結局のところ、潔の活躍が鍵を握りそうです。
第5話「生まれ変わるのは」感想・あらすじ
『アオアシ』とか他のスポーツ漫画もそうですが、主人公が覚醒する瞬間は最高に面白い!潔のゴールシーンは何回もリピートして観てしまいました。
最後の最後でパスを選んだ二子の行動は、埼玉県予選での潔の姿と重なります。それと対照的な潔の姿からは、ストライカーとしての成長が感じられます。
チームZの中でも下位だった潔がチーム内トップになったことで、他のメンバーの意識も変化。次の試合でどんな戦い方になっていくか楽しみですね。
ちなみに二子の声優さんは『鬼滅の刃』でも知られる花江夏樹さん。これだけの大物を配役しているんだから、また出てくるような気がします。
第6話「ごめん」感想・あらすじ
チームYとの試合をきっかけに、潔はランキングを上げ、チームZの中心となっていた。そして次の対戦相手は、双子の鰐間兄弟が率いるチームW。アイコンタクトと、恐るべきコンビネーションを武器に立ちふさがる鰐間兄弟。彼らは、かつて同じチームでプレーしていた千切豹馬に対し、過去のトラウマに触れ挑発する。千切はサッカーを諦めるために“ブルーロック(青い監獄)”に参加したと言うが…。そんな中、試合は久遠 渉の活躍によってチームZがリード。好調な出だしに沸き立つ一同だが、潔はフィールドに漂う違和感を嗅ぎつけていた。
不自然なくらいに有利に試合が進んでいましたが、よりによって久遠が裏切り者。試合前どういう気持ちで仕切っていたんだか 笑
チームZに見切りをつけて裏切るのは、状況的には分からないこともないです。ただ、これで1人だけ生き残ったとしても、結局実力不足で時期に脱落するのでは?
いずれにしても1人メンバーが減っていて、相手側に武器も戦術もバレているのはまずい状態。
鍵となるのは、やはり唯一武器がバレていない千切?というか、展開的にそれしかないですね。
第7話「滾り」感想・あらすじ
裏切りによって、武器も作戦も筒抜けな上、12人対10人という絶望的な状況に追い込まれたチームZ。そんな窮地にあっても必死に足掻き続けるチームZのアツい戦いと、自分自身を信じ続ける潔の純粋なエゴが、燻っていた千切に火をつける。3-4の劣勢の中、千切が封じ込めていた武器と、胸の奥に秘められたエゴがフィールドを駆け抜け、試合を大きく動かしていく。
予想していた展開ではあるものの、それでも激アツ!千切の復活・覚醒は、とにかくたまらない展開でした。
何がすごいって、かっこいいやら熱いやら感動するやら、いろんな感情が一度に押し寄せてくること。観ていて泣いてしまいました…
なんとか引き分けに持ち込んだものの、次の相手はグループ最強のチームV。いったいどこまで強いのか、不安であり楽しみでもありますね。
第8話「成功(ゴール)の方程式」感想・あらすじ
なんとか一次セレクション突破の可能性を残すことができたチームZ。だが、裏切りによって1人欠けた10人だけでグループ最強のチームVとの最終決戦に挑まざるを得ず、ピンチは終わらない。引き分けでも脱落が確定し、勝利のみが突破条件という追い詰められた状況の中、潔はチームの勝利のため、そして自身でゴールを奪うため「ゴールの方程式」を手に入れようと、とある人物に会いにいく。
チームVに勝つため、成功(ゴール)の方程式を探す潔。やっぱり現実でもプロの選手は、自分なりの方程式に持ち込もうとしているんですかね?
馬狼にあれだけ「下手くそ」と呼ばれても、腹を立てるどころかちゃんと感謝を伝える潔は性格が良すぎる 笑
ラストでは凪がチームZの戦術を1回見ただけで完コピした様子に「なんだあの生き物」と、もはや人間と見ていない様子だった潔。
ヒントを教わりながら馬狼のプレーに衝撃を受けていた潔でしたが、ラストで凪が見せたプレーはそれ以上だったんでしょう。
このままでは確実に負けますが、今回はどんな覚醒があるんでしょうか?
第9話「覚醒」感想・あらすじ
運命を懸けたチームV戦。試合前半、チームVトップランカー、凪 誠士郎・御影玲王・剣城斬鉄の3人の能力に圧倒される。特にサッカー歴半年にして無敗を誇る凪&玲王ペアの圧倒的攻撃力は、潔たちチームZの心を折るには十分すぎるほどだった。勝利を諦めかけたその時、蜂楽 廻のプレーがチームZ全員の“エゴ”に火をつける。一次セレクション最終戦…極限状態の中、絵心が求めた“才能の原石共の覚醒”が始まる。
タイトルが「覚醒」なだけあり、覚醒に満ちた回でした!それにしてもあの状況でも楽しめる蜂楽はメンタル強すぎ 笑
一方、まだ覚醒の糸口を見極められていないのが潔。チームZ内の覚醒は多かったものの、そこまで大きなものじゃないからか、いまひとつ盛り上がりにかける気もします。
試合に追いついたもののこのまま終わるわけがないので、最後に潔がドカンと覚醒して持っていきそうです。
チームVもやられっぱなしじゃないでしょうし、次が楽しみですね。
第10話「このままで」感想・あらすじ
試合の中でそれぞれの武器とエゴを開花させていき、ついに同点にまで持ち込んだチームZ。完全に試合の流れを手にしたチームZだったが、その快進撃は、チームVの怪物・凪をも“覚醒”させてしまう。覚醒の連鎖の中、潔も自身の武器を使いこなす方法を見出し、戦い続ける。そしてエゴとエゴのぶつかり合いが生み出す“熱”は試合を傍観する久遠の胸にも響いて…。
なるほど、凪も覚醒してしまう展開か。確かに自分たちだけ都合良く覚醒できるわけないですね。
そんな中で、ずっと模索していた潔が覚醒の糸口を掴みつつあります。やっぱりブルーロックは、潔が動くと面白くなりますね。
また、久遠がファールでチャンスを作ったわけですが、過去の経験から本来は情熱をもった選手だということが伺えます。
試合終了後は、久遠を含めて本当の意味でチームZになれると良いですね。
第11話「最後の欠片(ピース)」感想・あらすじ
久遠の自らを犠牲にしたファウルによって、チームZに最後のチャンスが生まれた。運命を懸けたラストプレーの最中、潔は、己の進化に必要な最後のピースを見つけ出す。“覚醒”と“進化”、エゴとエゴのぶつかり合う“ブルーロック(青い監獄)”一次セレクション、ついに決着!
最後は、潔が「空間認識能力×ダイレクトシュート」というゴールの方程式を見つけ出して勝利。
最後は潔だと分かっていても、やはり震えますね。久遠も本当の意味でチームZに加われた感じでなにより。
よくよく考えると、今回の試合が最も大きな意味を持つのは凪だったんじゃないかと思います。
初めて本気になり覚醒もして、それでも敗れて負ける悔しさを知る。この試合をきっかけに、凪はまた覚醒していきそうです。
ここで1クール目が終了し、2クール目からは2次セレクション。糸師凛というさらなる化け物も姿を見せる中、2クール目からの展開にも期待が膨らみます!