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【感想】堀江貴文×西野亮廣『バカとつき合うな』が超痛快だったので紹介する

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これはヤバイ二人が手を組んだ。。。

 

ライブドア元社長で今も様々な事業を手がける堀江貴文さんと、絵本『えんとつ町のプペル』が異例のベストセラーとなり 、今や芸人の枠を飛び越えている西野亮廣さん。

 

この二人の共著となる本が出ました。

 

 

 

 

『バカとつき合うな』 

堀江さんと西野さんの共著がこのタイトルとなれば、かなりメッセージ性の強い内容であることが想像できます。

 

バカとつき合ってはいけないし、バカになってもいけない。

バカにならないためには行動し続けなければいけない。

 

これから先いつの時代でも必要となるであろうメッセージが込められた痛快な一冊でした。

 

 

 

 

バカとは何か

この本で言っているバカとはなんのことでしょうか?

 

堀江さん自身は他の本の中で「あれこれ考えずに手を挙げて行動を起こせる人間がチャンスをつかむ」という理由から”バカ最強説”を唱えています。

 

しかしこの本のタイトルは『バカとつき合うな』というバカを否定するタイトルですし、どうもこれとは違うようです。

 

この本で言う”バカ”とはこういう人です。

 

情報を取りにいくことに消極的で、運任せで、その結果、想像力がない人

ぼくはそういう人をバカと呼びます。

 

堀江さんの今までの本でいうところの”小利口”のことですね。

思考停止して行動しない人、と言ってもいいかもしれません。

 

 

バカばっかりの環境に居続けるバカ

  

ぼくたちは生きている上で必ず人と関わります。

学校にせよ、会社にせよ、そこで関わる人間や環境は自分で選べないと思いがちです。

特に学校なんて親に決められるものですからね。

 

しかし堀江さんは環境や付き合う人間を選べないと考えているのはバカの思考だと断言しています。

 

堀江さんは小学生のころから同級生も教師も、自分の親でさえもバカにしか思えず理不尽にいつも苛立っていたといいます。

 

そんな環境の中で、小学校3年生のときに担任だった星野先生に「あなたのいる場所はここではない」と進学塾に通って、進学校の中学を目指すよう薦めてくれました。

 

このエピソードについては堀江さんの著書『ゼロ』の中でさらに詳しく書かれており、堀江さん自身深く感謝しているようです。

 

星野先生が他の大人と違ったのは「みんなに合わせなさい」と言わなかったことだ。

むしろ、みんなに合わせる必要なんてない。

その個性を伸ばしていきなさい、と教えてくれた。

(中略)

 

もしも星野先生のアドバイスがないまま地元の公立中学に通っていたら、どうなっていたのだろう?

地元の空気に染まり、地元の仲間と楽しく過ごし、地元でなにかの仕事を見つけ、地元で家庭を築いていたのだろうか。

 

その人生がいいとか悪いとかではなく、今の僕にはまったく想像がつかないことだ。

 

 

この体験から堀江さんは環境は選べるし変えられるという、今の堀江さんには当たり前すぎることを学んだといいます。

 

 

ぼく自身は今働いている会社は転職したところで2社目です。

 

前の会社ではミスが多い同僚がいたのですが、ミスをすると明らかに苛立った様子で「はい、じゃねえわバカ!」などと怒鳴っていて、もはや指導ですらありませんでした。

 

ぼくはそこまで言われることはありませんでしたが、こういう感覚の人たちが当たり前のようにいる会社ですからいろんな不満が溜まって4年ほどで退職しました。

今思えばもっと早く辞めるべきだったような気も。。。

 

そうして転職した今の会社は社員同士の関係も非常によく、上司と部下という関係はありつつも隔たりがほとんどなく仲良く話すことができています。

 

ぼくとしては転職でとてもいい環境を選べたと思っています。

 

社会人だって会社や働く人といった環境を変えることができるんです。

だからこそ「環境は選べるし変えられる」という堀江さんの言葉は共感しました。

 

 

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人生の配分ができないバカ

 

おれは自分で行きたい学校、会社を選び、自分の意志で転職したから自分の人生を生きている!

 

そんなふうに考えていないでしょうか?

ぼくもそう思っていました。

 

しかしこれは世の中の「普通はこういうもの」という常識に縛られた上での結論なので、自分の時間を生きているとはいえないのです。

 

人生とはなにか。

人生とは単純に、時間のことです。

(中略)

 

小学校〜大学で学校教育に16年、それから企業に43年間。

人生の時間を仮に80年とするなら、そのうち60年近い期間、つまり人生の4分の3を、学校と労働に明け渡す。

 

それ、長すぎませんか?

自分で考えて納得した配分ですか?

 

 

最近は働き方改革が考えられ始めていますが、今の会社は残業することが当たり前です。

 

さらには70歳まで定年を伸ばすという話も出ていますから、むしろトータルで働く時間は増えていきそうですし。。。

 何が働き方改革なんでしょうね?

 

それが嫌だったら会社に頼らなくても生きていけるだけの収入源を自分自身で作らないといけません。

 

そして今はそれが容易な時代になっています。

実例を上げるならプロブロガーの”あんちゃ”さんはまさに自分で自由に時間を配分できる生き方を手に入れた人です。

 

 

 

一貫性にこだわるバカ

 

 

 

 

知らない人が大半だと思いますが、今はさっき例に出したあんちゃさんのようにブログで会社員以上の収入を得て生活している人が増えています。

 

そんな人の中には「会社をやめろ!」っていう人が多いんです。

会社で働いていると自分の時間が少なくなって成長速度が遅くなるなどの理由があって、言いたいことは分かるんですがかなり極端ですよね。。。

 

ですが会社をやめなくても自由な生活を手に入れることはできるのです。

 

現に西野さんは吉本興業に所属しながら絵本「えんとつ町のプペル」を書いてベストセラーとなっています。

今や作家が本業で芸人が副業のように見えるほどです 笑

 

これからは、単純に「個人の時代」とかじゃなくて、「組織と個人を自由に横断できる時代」になっていくんでしょうね。

(中略)

 

両方やればいいし、一度独立しても、また戻っていい

そういう動き方をするときに、頭の古い人に文句をつけられることを怖がっていたら、あなたまで頭の古いバカになってしまう。

 

会社で働きながら別のビジネスをする「会社員だけど独立してる」っていうのも全然ありです。

ぼくも今それを目指しているところです。

 

 

新しさばかり追求するバカ

 

西野さんは絵本以外にもマラソン、小説、音楽、オンラインサロン、映画といろんなことをやっているので、この話が意外でした。

 

ぼくには常に新しいことを追求しているように思えたからです。

 

 ですが読んでいく限り西野さんが言っているのは、あるひとつのことをやり続けていく上で飽きが出て、変化球的に新しいことをしようとすることが退屈で嫌だということでした。

 

ある小説家の方が、売れるときと、売れないときの幅がすごく大きかったそうで、データを調べてみたら、売れてる本はほとんど同じプロット。

 

それだけだと本人が飽きちゃうから、小説が売れると次はちょっと変わった小説を書く。

 

するとその小説は、必ず売上が落ちていたそうです。

 

 

ぼくはブロガーなのでいろんなブログを読んできたのですが、なんだか最近は面白いブログが少なくなったと感じていました。

それってこういう要因もあるんじゃないかと思いました。

 

プロには経験値が高いゆえに本人が飽きてしまうという弱点があります。

その半面、アマチュアは曲作りであればそれをやること自体が楽しいというエネルギーが曲に出ていて、それが聴き手には面白かったりします。

 

堀江さんも本の中で、いま目の前にあるものにワクワクし熱心に生きることを大事にしてほしいと書いています。

 

何をするにしてもそれをすること自体が楽しいという気持ちを失わないことが大切です。

 

 

とにかく行動しよう

 

この本ではいろんなバカの話を出していますが、ひとつにくくるとしたら冒頭にも書いた情報を取りにいくことに消極的で、運任せで、その結果想像力がない人のことになります。

 

こういった『バカとつき合うな』というタイトル通り避けるべきバカですが、もうひとつぼくたちに訴えているものがあります。

それは「こういうバカになるな」ということです。

 

堀江さんの言い方は人によっては見下しているように聞こえるから誤解されやすいですが、その本質は「自分も変われた。だからあなたも変われる」というものです。

 

その考えは西野さんも同じのようで、本の最後を西野さんはこのように締めています。

 

行動してください。

この本を閉じたら、すぐに行動してください。

当然、行動には恐怖や痛みは伴います。

それでも、それら一切を受け止めて、走り続けてくだされば、きっとぼくらは、どこかの酒場で出会えると思います。

 

 

『バカとつき合うな』ってタイトルの本のラストでこんな言葉が書かれているとは思いませんでした。

なんか感動するな。。。

 

そんな未来があるかは分からないけど、少なくとも行動しなければ絶対にやって来ません。

ぼく自身の面白い未来のために行動し続けようと思います。