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【ネタバレ感想】映画『五等分の花嫁』は2回目鑑賞の方が泣けた

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『五等分の花嫁』が大好きなリュウ(@ryu4690)です。一花と三玖を推しています。

ついに完結編にあたる映画『五等分の花嫁』が公開されました!

「観たら終わってしまう…!」というわけのわからない感情を抱きつつ、公開初日5月20日の朝1本目の上映から観てきました。

この記事では、映画『五等分の花嫁』を観た感想について書いていきます。ぼくは原作を読んでいないため、純粋にアニメ映画としての感想です。

なお、ぼくは1回だけでは飽き足らず複数回鑑賞しており、その都度感想を追記しています。

最新レポートから順に書いていますので、感想の変化についてもご一読いただければと思います。

映画『五等分の花嫁』のあらすじをざっくり解説(ネタバレ込み)

引用:映画「五等分の花嫁」予告第2弾動画

まず、大まかなストーリーを紹介します。

結婚式当日。風太郎の前にドレス姿の5つ子が現れる

五つ子の幼少期。5人の中で四葉が運動能力の差を見せ始める

学園祭出し物の話し合いで、3年1組の男女が対立

三玖が風太郎を水族館に誘い「私にとって特別な人。もちろん変な意味で」と伝える

学園祭初日、風太郎は五つ子を集める

学園祭開始

風太郎、学園祭に来た幼馴染の竹林との関係を疑われる

一花:風太郎に誰が選ばれても後悔しない想いを固める→公園で風太郎にキス

ニ乃:父親を学園祭に招待、自作のパンケーキを食べてもらう→倒れたはずみで風太郎にキスしかけた後、直接キスする

三玖:我慢をやめ、自分の気持ちを伝える→風太郎を押し倒してキス

四葉:過去の思い出と自分の想いを断ち切ろうとする→寝ている風太郎にキス

五月:本当の父親と自分の夢(母のような教師)に向き合う→風太郎と姉妹への敬語をやめる

学園祭最終日。風太郎は五つ子の中から四葉を選ぶ

四葉、告白の返事保留

ニ乃、突然恋敵となった四葉と対立

三玖と四葉、カラオケで和解

ニ乃と四葉が和解。現場に風太郎と五月も居合わせる

四葉と風太郎がデート。姉妹が影で様子を伺う

風太郎、四葉に結婚を申し込む(まだ付き合っていない)

結婚式当日風太郎が「五つ子ゲーム」を仕掛けられ、5人を正確に見分ける

新婚旅行についてこようとする姉妹たち。五つ子と風太郎の関係は続いている

大まかにいうと、こんな感じ。

五つ子それぞれの想いや成長、誰が花嫁になるか?というところもしっかり描かれていて、いい映画でした。

映画『五等分の花嫁』の感想:鑑賞2回目

引用:映画「五等分の花嫁」本予告動画

ぼくは映画を2回観にいくことはほとんどないのですが、五等分の花嫁は2日後には再鑑賞していました←

もう特典の14.5巻配布が終了していたので、本当に初日観に行ってよかったです 笑

2回目の鑑賞では、初見とは異なる以下のような感想を抱きました。

  1. 初見より泣けた
  2. オープニングとエンディング良すぎ
  3. 「陰でコソコソも悪くない」の意味

より作品の理解が深まって感動できるようになるので、初見とはまた違った楽しみ方ができます。

ひとつずつ詳しく解説します。

【感想1】初見より泣けた

内容はわかっているはずなのですが、どういうわけか2回目の方が泣けました。

ぼくが泣いてしまった箇所は、以下の5つです。

  1. 五つ子が零奈に花をプレゼントするシーン
  2. 四葉の「もう君との思い出に頼らない〜」というセリフ
  3. 教師の夢に葛藤する五月の涙
  4. 四葉の「好きです」と「お嫁さん、です」
  5. 最後の五つ子ゲーム

初見で感動していないわけではないですが、なぜか2回目の方が印象的でした。

もしかしたら、3回目以降の鑑賞ではまた違う感動ポイントを見つけて泣くのかもしれません 笑

【感想2】オープニングとエンディングが良すぎ

多くの人が感じることだと思いますが、オープニングとエンディングめちゃくちゃ良いです。

オープニングでは、五つ子と風太郎がプールに行っているシーンと合わせて『五等分の軌跡』が流れます。

うまく言えませんが、あの映像と主題歌を合わせたのは「センスいいな」と冒頭から震えました。

2回目鑑賞時もやっぱり最高のオープニングで、正直これも楽しみにしていた場面だったりします 笑

また、2回目鑑賞ではエンディングの『五等分の花嫁〜ありがとうの花』の歌詞が耳に入るようになり、それがまた印象的でした。

五等分の花嫁の曲って、どれもストーリーの内容をうまく反映した歌詞になっているのが印象的じゃないですか。

まさに『五等分の花嫁』完結にふさわしい歌詞で、映画の余韻をさらに大きくしてきました。

【感想3】「陰でコソコソも悪くない」の意味

初回鑑賞ではわからなかった四葉の「陰でコソコソも悪くないと思うな」というセリフの意味が、2回目でようやく理解できました。

これは過去に父・マルオが、パンケーキを食べたがっていた二乃のために、こっそりパンケーキ作りの本を置いていたことにつながっていたんですね。

子どものころのことをあの場面で急に理解するとは思えないので、当時からマルオが自分のために置いた本だと、確信できないまでも予想はしていたんでしょう。

これがきっかけでニ乃は、マルオに学園祭の招待状を送ることを決意します。

「パパ(マルオ)は、自分たちのことを大切に思ってくれている」

そのことを信じてみるきっかけになった出来事・シーンだったことを発見できました。

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映画『五等分の花嫁』の感想:鑑賞1回目

引用:映画「五等分の花嫁」本予告動画

ぼくが『五等分の花嫁』の映画を観て、良かった点と疑問に感じたのは以下の7つです。

  1. 五月が敬語を使っていた理由
  2. 風太郎に想いをぶつける五つ子が可愛い
  3. マルオ、いいやつだった
  4. 誰が選ばれるか、最後までわからなかった
  5. 風太郎が5人を見分けられるようになった
  6. 結局、五月は風太郎のことが好きだった?
  7. マルオと上杉父の関係は?

ひとつずつ詳しく解説します。

【感想1】五月が敬語を使っていた理由

これは、映画冒頭の五つ子たちの幼少期の姿がら推測できます。

五つ子の母親である零奈が退院した際、5人は川辺で花を集めて退院祝いのプレゼントを贈ります。
(本当は花屋で買うつもりが、四葉が財布を落としてしまった)

その際に零奈が五つ子たちに言葉をかけるシーンが描かれていますが、五つ子たちに対して敬語で話していました。

この場面から、五月が敬語を使っていたのも母親の真似だったことが予想されます。
このシーンを見るまでは、やや真面目すぎる正確ゆえのものかと思っていましたが、違いましたね…

話し方も含めて、五月は母親代わりとして姉妹と接しようとしていたんだと感じます。

もしかすると五月がロングヘアなのも、母親の容姿を真似ていたのかも。

【感想2】風太郎に想いをぶつける五つ子が可愛い

映画の中で風太郎をめぐる恋模様に決着がつくわけですが、五つ子はこれまで以上に積極的に動きます。

なんたって、五月を除く4人が風太郎にキスをするわけですからね。
(四葉に関しては寝ていたので気づいていない)

  1. 一花:あざとい、小悪魔的
  2. ニ乃:キスしないかと思わせておいてやっぱりする
  3. 三玖:風太郎を押し倒す積極性を見せる
  4. 四葉:想いの強さと切なさを同時に感じさせる

みんな風太郎に対する想いは強くて、それが感じられるからなおさら可愛く見えます。

それにしても、3日のうちにあれだけキスされるとは…
さすが天然キス魔←

【感想3】マルオ、いい奴だった

これまで悪役っぽいというか、風太郎に対してどこか敵対的だった中野家の父・マルオが実はいい奴だとわかりました 笑

これまで家庭教師である風太郎に厳しかったのも、彼なりに五つ子のことを思っていたからだったんですね。

マルオは、学園祭にお客としてて来場していました。

それはニ乃から招待状を受け取ったから、というのも理由としてもあります。

それに加え、かつて娘を捨てた無堂が学園祭に来ようとしていることがわかったため、父親として五姉妹を守ろうとしたのでしょう。

普段は多忙を理由に関わろうとしていませんでしたが、いざという時には駆けつけるのですから、彼なりに父親として五姉妹のことを考えていることが感じられます。

【感想4】誰が選ばれるか、最後までわからなかった

『五等分の花嫁』は、5人の中の誰と結婚するかわからないというミステリー要素も魅力のひとつです。

五つ子たちはこれまで以上に積極的な動きを見せますが、ぼくが見た限りでは誰か1人が突出してリードしている印象はなかったです。

そのため、風太郎が学園祭の後四葉のもとに行くまで、誰が選ばれるか全然わかりませんでした。

四葉に関していうと、映画の中で「本当は好きだった」ということがわかってきたため、ほとんどアプローチをしている印象がなかったのでなおさらです。

四葉が花嫁だったということを踏まえて『五等分の花嫁』を見返すと、伏線が見えてくるかもしれませんね。

【感想5】風太郎が5人を見分けられるようになった

結婚式当日、式場のスタッフに呼ばれて向かった先には、ウェディングドレス姿の五つ子がいました。

そして風太郎に対して、最後の五つ子ゲームを仕掛けます。

風太郎が本当に四葉のことを愛しているなら、5人の中からたった1人を見抜けるはず。
5人はそれを試そうとしたのでしょう。

それに対し風太郎は、四葉だけでなく全員を正確に見分けてみせます。

かつて五つ子の祖父や母である零奈は「愛があれば見分けられる」と語っていました。

風太郎が四葉以外の5人を見分けられるようになったということは、五つ子たちのことを心から大切な存在と見ている何よりの証です。

そして、風太郎が一人ひとりにかける言葉も素敵。
5人のことを大切に思って見続けていなければ出てこない風太郎の言葉は、ラストにふさわしい印象的な場面でした。

【感想6】結局、五月は風太郎のことが好きだった?

四葉を選んだ後、五月は風太郎に対しモヤモヤした感情を抱いていました。

明らかに照れて顔を赤くしていることからも、五月も風太郎に好意を持っていたんじゃないかと想像できます。

また、風太郎と四葉のことで一区切りついた後に「おめでとう、風太郎くん」と心の中で語りかける際に、かつてらいはと3人で撮ったプリクラが映し出されます。

そのプリクラには「ずっと友だち」という言葉が書かれていました。

この時には五月の風太郎に関するモヤモヤも解消されていたため、今後も友だちとして関わり続けることで区切りをつけたのではないか、と推測しました。

ただ、五月に関してははっきり描かれていないため、なんだかスッキリしない印象です。

【感想7】マルオと上杉父の関係性は?

学園祭が始まる直前くらいで、上杉父がマルオのいる部屋に訪ねています。

マルオは「お前の入室を許可した覚えはない、上杉」と知り合いとしか思えない返答を指定ましたが、アニメ放送でも2人の関係を思わせる場面はなかったはず。

「えっ、この2人仲良かったの?」とやや置いてきぼりにされた気分になりましたし、その後もどういった関係なのか描かれていません。

映画の中で零奈の教え子である下田と一緒に登場してくるシーンがあるので、2人とも零奈の教え子で同級生だったと推測できます。

そうなると、風太郎が5人の家庭教師になったのも、父親2人のつながりからでしょうか?

後になって2人とも無道の教え子だったことがわかるものの、結構時間がかかっているため、2人の関係がはっきりしないままでモヤモヤが残りました。

まとめ:『五等分の花嫁』よ、永遠なれ

引用:TVアニメ『五等分の花嫁』公式

いくつか気になるところはあるものの、全体を通していい映画で満足できるものでした。

何より、映画館で『五等分の花嫁』を2時間余り観れたのは贅沢な時間です。

  • あざと可愛い一花
  • 「恋は攻めてこそ」なニ乃
  • 修学旅行以降、大胆になった三玖
  • 自分の気持ちに気づく四葉
  • 夢と本心と向き合う五月

上記のような五つ子の新たな一面をぜひ特大スクリーンで楽しんでください!