「『2.5次元の誘惑』のアニメは面白い?」
「『2.5次元の誘惑』はどんなアニメ?」
アニメ『2.5次元の誘惑』は、少年ジャンプ+で橋本悠さんによって連載されている漫画作品が原作です。
ジャンルとしてはラブコメなのですが、スポ根のような展開で「熱血コスプレ漫画」とも呼ばれています。
ぼくは原作を全て読んでいるファンなので、今回のアニメ化を楽しみにしていました。
この記事では全話分のネタバレあらすじ・感想を交えつつ、どんなところが面白いのかを解説します。
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- アニメ『2.5次元の誘惑』はここが面白い!原作ファン視点の感想
- アニメ『2.5次元の誘惑』全話のネタバレあらすじ・感想【2クール目】
- アニメ『2.5次元の誘惑』全話のネタバレあらすじ・感想【1クール目】
- 第1話「異次元の新入生」のネタバレあらすじ・感想
- 第2話「併せの予感」のネタバレあらすじ・感想
- 第3話「リリ×ミミ」のネタバレあらすじ・感想
- 第4話「いざ初イベント!」のネタバレあらすじ・感想
- 第5話「初イベント終了!!」のネタバレあらすじ・感想
- 第6話「先輩の秘密特訓!?」のネタバレあらすじ・感想
- 第7話「顧問の先生が必要です」のネタバレあらすじ・感想
- 第8話「コスプレを愛している?」のネタバレあらすじ・感想
- 第9話「キミはリリエルじゃない」のネタバレあらすじ・感想
- 第10話「まゆら様VS753!!」のネタバレあらすじ・感想
- 第11話「魔法の鎧」のネタバレあらすじ・感想
- 第12話「5人の新星」のネタバレあらすじ・感想
- アニメ『2.5次元の誘惑』は原作何巻まで放送?
アニメ『2.5次元の誘惑』はここが面白い!原作ファン視点の感想
- コスプレを題材としたスポ根作品
- コスプレイヤーの「好き」に対する葛藤が描かれる
- 「友情・努力・勝利」というジャンプのフォーマットに沿っている
1. コスプレを題材としたスポ根作品
まず声を大にして主張したいのは『2.5次元の誘惑』は、エッチなアニメではなく激アツのスポ根作品であるということです。
冒頭はエロ要素とオタクネタが面白い作品ですが、イベントに参加し始めてからとんでもなく面白くなります。コスプレイヤーたちの想いが激しくぶつかり合う様は、スポーツ漫画そのものです。
アニメの話数でいうと、1クール目の5話あたりから新しい一面を見せ始めます。そして1クール目ラストに描かれる内容はガチで面白すぎます。1クール目の中盤から覚醒し始め、ラストで大爆発するのです。
もしこのアニメを「エロが中心のオタクアニメ」みたいに考えているなら、それはとんでもない誤解!このことは強く主張したいと思います。
2. コスプレイヤーの「好き」に対する葛藤が描かれる
この作品でやっているコスプレがエロい衣装であることもあり、コスプレイヤーたちの葛藤がかなり描かれます。
ヒロインのリリサは753(なごみ)というコスプレイヤーの言葉で「私はコスプレを愛していない……?」と悩みます。
後に漫研の顧問になるまゆり先生は、コスプレが好きだけど教師になるため事実上コスプレイヤーから引退しています。
先ほど名前を出した753は、仕事としてコスプレをやるいわゆるプロなのですが、自己承認とコスプレへのの葛藤、誹謗中傷やとあるコスプレイヤーへの対抗心やなどさまざまなものと戦っています。
コスプレイヤーがどんな気持ちでコスプレをしているのかが分かり、コスプレを一切しないぼくもかなり感情移入させられます。
3. 「友情・努力・勝利」というジャンプのフォーマットに沿っている
コスプレを題材にしている作品からは想像できないかもしれませんが、少年ジャンプのフォーマットである「友情・努力・勝利」のフォマットに沿って話しが作られています。
コスプレを題材に「友情・努力・勝利」を描いているとすると、イメージできるでしょうか?
コスプレ自体4人なんかでやるようになり、チーム戦のような形で夏コミに参加するようにもなります。
コスプレを題材とした漫画はありますが、アニメ『2.5次元の誘惑』のように少年ジャンプらしさもある作品はほとんどないでしょう。
アニメ『2.5次元の誘惑』全話のネタバレあらすじ・感想【2クール目】
ここからは、アニメ『2.5次元の誘惑』のあらすじ・感想をまとめていきます。若干のネタバレを含むため、ご注意ください。
第13話「友達できるかな」のネタバレあらすじ・感想
“次にくる5人の新星コスプレイヤー”・4位に選ばれた少女・ノノア(乃愛)。極度のコミュ障である彼女は友達ができず日々悩んでいた。
ある日、手芸屋を訪れた彼女はリリサと遭遇。リリサが手にとった布から彼女が同ランキング5位のコスプレイヤー・リリエルだと気が付く。以前からリリサと友達になりたいと考えていたノノアは、その場を利用して彼女を一緒にコスプレイベントに参加しようと誘ってみる。
だが、当の本人からはその誘いを果たし状と受け取られてしまい!?
いよいよ2クール目がスタートし、原作でも人気のノノアの登場です。
普通ならしゃべれない時点でコスプレイベント参加は失敗に終わるはずですが、キャラがバッチリハマっていたおかげで注目され、次につながっているんですよね。
とはいえ、本人の前では睨んだような表情になってしまうし、併せの誘いも結果的に断る形に。後を追った奥村はノノアに何をもたらすのでしょうか?
第14話「あなたと一緒に」のネタバレあらすじ・感想
イベント会場にて、リリサの誘いを意図せずして断ってしまい落ちこむノノア(乃愛)。そこへやって来た奥村からリリサのことをどう思っているのかと質問される。
同時に彼のリリサやコスプレに対する想いを聞いたノノア。自身も胸の奥に秘めた本当の気持ちを言葉にしようとする。だが、いざ発した言葉は意外なもので!?
一方、ノノアのことが気になり、撮影に集中できないリリサ。自分とノノアは友達になれないのか……。そう思い落ちこんでいると753♡に声をかけられて?
自分を追いかけ話しかけてくれた奥村のおかげで、自分の気持ちを伝えることができたノノア。
会話ができたことで一部自信を取り戻したノノアは、リリサを探して念願の併せをします。
お互いに誤解から「嫌われているのでは……」と思っていましたが、最終的にはコスプレを通し直接言葉を交わさなくても通じ合うことができました。
最後はノノアが自ら過去のトラウマを乗り越え、リリサと念願の友だちに。漫画に限らず1日あれば人は変われるんだろうなと感じさせてくれる良い結末でした!
第15話「明日の私へ」のネタバレあらすじ・感想
ずっと言葉にできずにいた本当の気持ちを伝え、リリサと友達になったノノア(乃愛)。イベント後、ノノアもリリエル好きであることが判明し、2人はリリエルトークを始める。会話の最中、中学生時代の苦い経験を思い出し、言葉に詰まってしまうノノア。
しかし、過去の自分から逃げず向き合うことで、トラウマを乗り越えることに成功。初めてできた友達と共に楽しい時間を過ごすのだった。翌日、スタジオで一緒に撮影をするリリサとノノア。そこへ2人を探していたという人物が現れて!?
視聴後に追記
アニメ『2.5次元の誘惑』全話のネタバレあらすじ・感想【1クール目】
第1話「異次元の新入生」のネタバレあらすじ・感想
3次元の女子に興味を持たない高校生・奥村正宗。漫画研究部唯一の部員である彼は、今日も部室で愛するキャラクター・リリエルの名前を叫んでいた。
そんな彼のもとに新入生・天乃リリサがやって来る。最初は3次元女子のリリサを警戒し、遠ざけようとする奥村。だが、リリサがリリエルを熱烈に愛する仲間(オタク)だと判明するとすぐに意気投合し、リリエルトークに花を咲かせる。
その最中、リリサは自身の秘密の趣味がコスプレであることや漫画研究部にやって来た目的を明かして……。
良いアニメ化!原作に忠実ながら、細かいところでアニオリもあるのが素晴らしいです。
アニメ化にあたって特に気になるのは声優さんですが、奥村とリリサに関してはしっかりハマっています。「リリエール!!」と2人で叫ぶシーンをアニメで観れたことが嬉しいです。
基本的に原作に忠実でしたが、細かいアニオリもあります。
原作では2人でアッシュ戦記の旧劇場版を観て叫んだ後、リリサ側も奥村に対していろいろと考えていました。
ざっくりいうと「予想以上のリリエルオタク」「この人にだったら……(撮影をお願いできる)」といったもの。これをきっかけにリリサは誰にも話したことのない趣味のことを話し、奥村に撮影をお願いしているのです。
個人的には「あ、ここカットするんだ」と思うと同時に「リリサが何を感じているか、はっきりわからない形にするのか」と、面白い演出として観ていました。
エロいシーンは結構カットされていて、ここは評価が分かれそうですがぼくは全然アリです。
個人的にはこの作品の本当の魅力はエロではないと感じているので、本来の姿を見せて多くの人が観られる作品にする上で英断だと思います。
第2話「併せの予感」のネタバレあらすじ・感想
放課後、漫画研究部の部室に集まった奥村とリリサ。この日は制服姿のリリサをモデルにしたカメラチェックをすることに。
だが、いつものコスプレ姿ではなく、3次元の自分がモデルにされることを恥ずかしがるリリサ。一方、奥村も前日のハプニングが忘れられず、リリサに対して胸の高鳴りを覚えていた……。
同じ頃、クラブ棟の廊下には、リリサのクラスメイトでありモデルとして活動する橘 美花莉が現れちょっとした騒ぎに。漫画研究部の部室の前で奥村を発見した美花莉は彼に抱き付いて!?
制服のコスプレとして撮影するAパートと、美花莉登場のBパートという構成。てっきりAパートの内容はカットされたのだと思っていましたが、構成を入れ替えただけでしたね。
今回の見所は、やはり美花莉が登場したこと。人気No.1キャラクターで、ツンデレ好きなぼくとしても推しているキャラです。
ぼくが鬼頭明里さんをかなり好きなのと、先行上映会に行って生で見たせいか、美花莉が話すたびに鬼頭明里さんが頭に浮かんで仕方ありませんでした 笑
原作では乳首が描かれているシーンもありましたが、アニメではうまいこと隠されていました。
なお、今回アニメを観ていて、よくよく考えると美花莉が奥村を好きになる理由がちょっと弱いんじゃないかと感じました。でもまだ子どもだったし、そんなものですかね?
ラストではリリサが美花莉にコスプレをしないか誘いました。次回、美花莉はコスプレするのかしないのか??
第3話「リリ×ミミ」のネタバレあらすじ・感想
リリサから一緒にコスプレをやらないかと誘われた美花莉。10年間、奥村に片想いをしている美花莉は、彼が好きなキャラクターにコスプレをすれば振り向いてもらえると考え、その誘いを快諾。
リリサがリリエル、美花莉がリリエルのライバルキャラクター・ミリエラのコスプレをすることに。そこでリリサはさっそくミリエラの衣装作りを開始する。
翌日、衣装が完成し、リリエルとミリエラの併せ撮影をする一同。その最中、“2.5次元”の力で奥村を誘惑してみる美花莉。その結果は!?
いよいよ楽しみにしていた美花莉の本格的な登場。先行上映会であかりん(鬼頭明里さん)を生で見たので、なおさらアニメで声を聞きたくなっていました 笑
あんまりアニメにエロを求めていないぼくですが、今回はなかなか楽しんでいました。だって前田佳織里さんとあかりんが、ちょっと嫌らしい声を可愛く出していたんですから!←
それにしても羨ましいシチュエーションですよね。両手に花かつエロいコスプレ姿で、奥村が羨ましい……
とまあここまでエロい展開が続いていましたが、次回からいよいよ本格的にイベントに参加します。原作を知らない方、ここからがこの作品の本領発揮ですよ!
第4話「いざ初イベント!」のネタバレあらすじ・感想
奥村とリリサが初めて参加するコスプレイベント・ハルコス19。イベント開催日が近づく中、徹夜で準備を進めていた2人は、ついに会場で販売するリリエルのROM(ロム)を完成させる。
そして迎えたイベント当日。休日に男女2人で出かけるデートのような状況を必要以上に意識する奥村たちは顔を合わせて早々、気まずい雰囲気に。
その後もぎこちない会話を続けながら会場を目指す2人だったが道中、リリサがヒールで足を痛めてしまう。さらに、会場では新たなトラブルが2人を待ち受けていた……。
いよいよ2人がイベント参加。「このアニメはここからが本番だぞ!」と思いながら見始めました。
イベント会場に向かう道中は、ちょこちょこカットされているシーンがありました。結構好きなところなので、それだけちょっと残念です。
オギノを演じているのは杉田智和さんですが、かなり合っていますね。キャスティングを見た時から合うとは思っていましたが予想以上かも。
「リリサのリリエルが世界一可愛いんですけど!?」の場面は、熱血さの中にラブコメ要素を感じられました。榎木淳弥さんの演技が絶妙ですね。
第5話「初イベント終了!!」のネタバレあらすじ・感想
ハルコス19の終了10分前。ついにリリサがリリエルのコスプレで会場に戻って来る。本物のリリエルと評すべき新星コスプレイヤーの登場にざわつき始める会場。その渦は徐々に広がり、リリサは一躍注目の的に。そしてついに彼女の元に多くのカメラマンたちが押し寄せて来る。
一方、突然の事態に困惑し、上手く立ち振る舞うことが出来ない奥村とリリサ。その様子を見かねたコスプレイヤー・マギノと彼女のカメラマン・オギノが救いの手を差し伸べ、リリサ初の囲み撮影会がスタートする。
漫画でも読んでいましたが、アニメの演出によってより感動的なシーンに仕上がっていました。リリエルのコスプレでの登場シーン、色めき立つお客たちなど、どのシーンを見ても一級品です。
特に良かったのは最後のポーズと目線を奥村に向けたシーン。漫画で何度も見返しているのに感動して目頭が熱くなりました。
電車の中では、セリフや音響から明らかに告白をする流れでした。それなのに「1人の異性として」ではなく「コスプレのパートナーとして」で落ち着いてしまうのはなんなんだ 笑
音響の切り替えも上手く、いいオチになっていたように感じました。ただ、もう少しズッコケ感があっても良かったかもしれません。
第6話「先輩の秘密特訓!?」のネタバレあらすじ・感想
休日に奥村とリリサが一緒に出かけることで2人の関係に変化が起こるのでは、と不安に感じていた美花莉。休み明け、漫画研究部の部室でリリサと顔を合わせた美花莉はさっそく休日どうだったのか、とリリサに質問する。
すると休日の出来事を経て、奥村は頼れる仲間として大好きだと気が付いたと言うリリサ。その言葉を聞いた美花莉は、特に進展は無かったと判断し、安堵の表情を浮かべる。
その後、部室に1人きりになった美花莉は、リリエルのコスプレ衣装を試着。するとその時、奥村が部室に入って来て!?
やや箸休め回みたいな部分で、5話までに比べると印象はやや薄め。
そんな中でもリリエル(美花莉)に抱きつかれた際の奥村のリアクションは面白い。榎淳弥さん、いい演技しますね。
部室でのやり取りのあとはオギノさんのもとでカメラ撮影の修行。2人の写真を見比べて「そんな変わらなくね?」と思っていたら、実際そんなに変わらなかったようで笑います。
ちょっとエロいシーンは残しつつ、本格的にストーリーものになってきました。次回も好きなシーンが控えているので、楽しみに視聴します!
第7話「顧問の先生が必要です」のネタバレあらすじ・感想
生徒会から部室の明け渡しと研究会への格下げを通達された漫画研究部。不測の事態に混乱する奥村だったが、リリサの前向きな発言により奮起。生徒会に相談した結果、部としての要件を満たし、申請が通れば引き続き部室を使わせてもらえることに。
そこでまず奥村は、現状不在の顧問を務めてくれる教師を探すことになり、新任教師・羽生まゆりにお願いする。交渉虚しく断られてしまいそうになるが、会話の最中、まゆりがコスプレ四天王の1人・まゆらだと気が付き……。
すでにナレーションでまゆり先生の声は出てましたが、やはりかなり合っていますね。特にリリサからまゆらへの愛(本人だと気づいていない)をぶつけられた後に1人悶えている様子は、アニメで観たかった部分でした。
しかしコスプレ四天王の1人が顧問を務めるというのは、冷静に考えると相当すごいですね。コスプレをやっていく上で、これ以上の人選はないというか。
顧問の先生が決まった後は、生徒会に提出する活動報告レポートを作成しました。しかしコスプレのことを隠したレポートであることから、奥村とリリサは「提出しない」と決断します。
第8話「コスプレを愛している?」のネタバレあらすじ・感想
生徒会に提出する活動報告レポートを完成させた奥村とリリサ。だが、コスプレ活動のことを隠した‟嘘のレポート”に納得できない2人はそれを破棄。改めて、5月下旬に開催されるイベント・横須賀コスプレストリームでの活動をレポートにまとめようとする。
一方、コスプレが恥ずかしいことだと考えるまゆりはそれに反対。しかしリリサの情熱に押され、教え子たちに協力することを決意する。
それから時が流れ、迎えたイベント当日。会場の企業ブースにはコスプレ四天王の1人・753♡の姿があった……。
近年コスプレを題材としたアニメは増えているものの、まだまだイメージは良くないのが現状ではあります。特にリリサたちがしているようなエッチな衣装のコスプレとなると尚更でしょう。
コスプレをしている人たちは信念やキャラクターへの愛を持っている人が多く、リリサの想いは「コスプレを恥ずかしいこと」と捉えていたまゆりの心を大きく動かすものでした。
そんなリリサも753からの「どっちがコスプレを愛している?」という問いには答えられませんでした。
キャラクターへの愛からコスプレをするリリサに対し、753は「コスプレ+2次元+推しキャラ」への愛でコスプレをしており、タイプが違うわけです。
「まゆりに話した想いが全てなのでは?」とも思いましたが、あれではコスプレを愛しているかの答えにはならなそうです。あそこまで語れる時点で、相当コスプレを愛している気もしますが……
リリサはおそらく考えたこともなかった問いを投げかけられ、自信を失うことに。目立つという意味では圧倒的に不利な状況でイベントが始まってしまいます。
第9話「キミはリリエルじゃない」のネタバレあらすじ・感想
イベント会場で、753♡からコスプレへの愛とその表現方法を試すような言葉をかけられたリリサ。その言葉に動揺した彼女は、自身がコスプレする目的を見失い、更衣室で立ち尽くしてしまう。
一方、753♡は企業ブースで囲み撮影会をスタート。すると彼女の元には大勢の人が押し寄せ、会場には大きな人集りが形成されていく。その光景を目撃し、プロのコスプレイヤーの人気と実力を痛感する奥村。だが、リリサなら753♡と渡りあえると信じ、相棒の到着を待つのだが……!?
マギノが奥村に対して口にした「言いたくないことまで言う前にやめておきな」は、真理すぎて響きますね……
まさに余計なことを言いそうな雰囲気だったので、ファインプレーと言えるでしょう。
ピンチに訪れるまゆら様(まゆり先生)に、衣装に必要なスカートを見つけ駆けつける奥村。少しベタなくらいの王道展開ですが、こういうのがワクワクしますよね。
個人的には奥村から想いをぶつけられたリリサの泣きのシーンは、表情をややあっさり描いしているように感じます。原作はもっと口元に力が入っていたように思うんです。
第10話「まゆら様VS753!!」のネタバレあらすじ・感想
イベントの目玉である753♡の撮影会が終盤に差し掛かり、徐々に帰り始めるカメラマンたち。そんな彼らをリリサの着替え終わるまで会場に足止めすべく、ラスタロッテのコスプレをしたまゆらことまゆりが現れる。
引退したコスプレイヤーの登場に歓喜の声が上がり、まゆりの周りにはあっという間に人集りができていく。その様子を見ていた753♡は自身の撮影時間を延長。かつて一度も勝てなかったライバルに勝負を挑む。
今、コスプレ四天王2人によるハイレベルな撮影会が始まる。
まさに10話で描かれたのが、ぼくが原作で読んで面白すぎで震え上がったシーンです。もう激アツすぎでやばくないですか?笑
「どれだけ視線・注目を集めるか?」という観点で争うあたり、新しいタイプのバトル漫画みたいでワクワクします。
そして今回も753役の山根さんの演技が際立っており、感情を乗せた演技がめちゃくちゃ上手いように感じます。なんで今までこの方を知らなかったのか……
個人的には「これがこの世界の頂上……!」の場面で、もっとインパクトがなるとなお良しでした。アニメとして十分なんですが、好きなシーンなだけにもっとガツンと来てほしかったなというのが正直なところです。
そしてもうひとつ好きなのが、リリサのコスプレイヤーとしてのとある才能が垣間見えるところ。それが何なのかは、次回を楽しみに待ちましょう←
第11話「魔法の鎧」のネタバレあらすじ・感想
周囲からの評価に関係なく、純粋にコスプレを楽しむ心を取り戻した753♡。それ以降、彼女は作り笑いではなく心からの笑みを浮かべ、カメラマンたちを一瞬にして魅了。彼女の周りの人集りはさらに大きくなっていく。
一方、753♡に敵わないものの、奮闘を続けるリリサ。ポーズや表情の多さを武器に群衆の心を掴んで離さず、囲みの人数を徐々に増やしていく。
その後、イベントが終わると会場の通路でバッタリ出くわすリリサと753♡。その場で753♡はイベント前の発言について謝ろうとするが……。
非常に良かったです!原作で何回も読み返しているし、セリフも展開も全部知っているぼくでも涙ぐんでしまいました。
一気に注目を集めるリリサ、コスプレを始めた時の気持ちを思い出した753、まゆりとエリの再会などなど……良いシーンがこの1話に詰まっていました。
時間オーバーでコスプレを続けた753は一般の控え室を使うことになりますが、そこで待っていたのは753に好感を持って受け入れてくれるレイヤーたち。
753はまゆりと競っている時に周りが見えていない様子でしたが、コスプレ中以外でも同じような一面があったようです。
今回のイベントは、753にとって本当の意味でコスプレを愛せるようになるいい機会になりましたね。
もうすぐ2クール目ですが、今後はこの面白さがずっと続きます。原作勢としても楽しみです!
第12話「5人の新星」のネタバレあらすじ・感想
漫画研究部の部室使用について結果が出る日。コスプレ活動についてまとめたレポートは無事に審査を通り、漫画研究部は引き続き部室を使えることに。だが、余計な騒動を避けるために、コスプレ活動のことは校長や生徒会長にのみ明かす形となる。
やましいことが無いにも関わらず周囲に活動内容を隠すことになり、複雑な心境の奥村。とはいえ、再び部室が使えるという事実に一同は喜びの声を上げる。
その後、部室でまゆりに衣装作りを教えてもらうリリサ。一方、奥村は部長として大きな決断をする……。
前回ラストでの引きでいじめのような事態に発展するかと思いきや、全教科赤点で補習というオチ。いくらなんでも勉強してなさすぎです 笑
肝心の部が存続できた一方、活動内容については公表しないことに。心無い生徒によるいじめを考慮した校長の判断は、賞賛されるべきものでしょう。
過去の自分の失敗について「あれは経験する必要のない失敗だった」と語るあたり、あの校長実はすごい大人なのかもしれません。
それにしても、漫画で読んでいた以上に生徒会長が可愛く思えてなりません。
部存続のため成人向け雑誌を奥村は捨てるわけですが、気持ち悪がる様子もないですし大人になってから買うことには理解をしておりかなりいい子。しばらく登場予定がないのが残念でなりません。
アニメ『2.5次元の誘惑』は原作何巻まで放送?
アニメ『2.5次元の誘惑』は原作8巻までの放送と予想されます。というのも8巻で原作屈指の神回が描かれますし、ここで終わると区切りが良いためです。
ただ9巻の後半で終わるのもかなり区切りが良いので、8巻以降を描くのもありだなと感じます。
ただぼくの参加した先行上映会の情報によると、20話で夏コミ初日の様子が描かれていたので、9巻の内容までは厳しいように思います。
まだまだ確定はできませんが、原作8巻までの内容を放送する確率が最も高いでしょう。