音羽
音羽
リュウさん、助けてください!このままじゃ曲が作れません!
リュウ
リュウ
おっと、音羽ちゃん。何があったの?
音羽
音羽
Sunoでわたしのイメージしている曲を作りたいんですけど、プロンプトをどう書けばいいのかわからないんです
音羽
音羽
一応Sunoがそれっぽい曲は作ってくれるんですけど、わたしのイメージとは違ってて……完全に行き詰まってます
リュウ
リュウ
なるほど、確かにプロンプトの書き方がわからず悩む人は多いだろうね。それじゃあ今回は、Sunoで使えるプロンプトの具体的な一覧から、基本構造、作成のコツについて学んでいこう

Sunoプロンプトの基本構造とルール

音羽
音羽
リュウさん、プロンプトはどうやって書いていけばいいんでしょうか?
リュウ
リュウ
プロンプトは「Styles」と「Lyrics」の欄に入れるんだけど、それぞれ効果的な書き方があるんだ。とくに、指示を出す順序や記号の使い方が、AIの解釈に影響するよ
  • Styles:重要要素を「先頭」に書く
  • Lyrics:角括弧 [] で曲の構成を操る
音羽
音羽
それぞれ聞かせてください!

Styles:重要要素を「先頭」に書く

楽曲の全体像を決定づけるStyles欄には、曲の重要な要素を先に書きましょう。Sunoはプロンプトの冒頭部分を強く解釈する傾向が見られます。

リュウ
リュウ
曲の核となるジャンルやムードは、プロンプトの最初に配置するのが効果的だね。具体的には、「ジャンル→テンポ→楽器→ボーカル→音質→ムード」の順がおすすめ
リュウ
リュウ
あと、プロンプトは英語で入力して、各要素をカンマで区切るようにしてね。たとえばこんな感じ

【プロンプトの例】
J-pop, pop rock, female vocal, bright, emotional, catchy chorus, clean electric guitar, tight drums

音羽
音羽
英語で書いて、カンマで区切ったほうがいいのはどうしてですか?
リュウ
リュウ
Sunoに「曲の設計図」を誤解なく読ませやすいからだよ。Suno公式も、プロンプトではジャンル・ムード・キーワード・楽器構成を具体的に書くことを推奨している
参照:https://suno.com/hub/how-to-make-a-song
リュウ
リュウ
あと、音楽ジャンル・制作用語の多くが英語で整理されていることも大きいね。

日本語でも通ることはあるけど「明るいロック」「爽やかな感じ」「泣けるサビ」のような表現は、意味の幅が広すぎるんだ

音羽
音羽
あ、わたしそんな感じで書いてました……
リュウ
リュウ
Sunoへのプロンプトは、英語を使って音楽ジャンル・制作用語を具体的に指定するようにしてね

Lyrics:角括弧 [] で曲の構成を操る

Lyrics欄では、以下のように角括弧 [] を使い、曲の構成を明確に指示しましょう。

【曲の構成タグ】

  • [Intro]
  • [Verse](Aメロ)
  • [Pre-Chorus](Bメロ)
  • [Chorus](サビ)
  • [Bridge](最後のサビ前のセクション)
  • [Outro](曲の締めくくり)

上記は曲の構成マップの役割を果たし、Sunoにどのような展開の曲にしたいかが伝わります。

リュウ
リュウ
構成タグを入力しないと、AIが独自に曲の展開を推測してしまって「サビがなかなか始まらない」「唐突に曲が終わる」など、意図しない結果になる場合があるんだ
音羽
音羽
曲のクオリティを安定させるために構成タグが必要なんですね

なお、トラックの最後には必ず [End] を記述しましょう。AIが不要な音を生成し続けるのを強制的に停止させ、曲をきれいにまとめられます。

Sunoで使えるプロンプト一覧【コピペでOK】

Sunoで楽曲を生成するにあたり、すぐに利用可能なプロンプトの一覧を紹介します。

「Styles」と「Lyrics」の2つの欄にそれぞれ適切な単語やタグを入力すると、AIが意図を汲み取りやすくなります。

  1. Styles用|音楽ジャンル・楽器・ムード一覧
  2. Lyrics欄用|高度な展開を作るダイナミクス・タグ一覧

Styles用|音楽ジャンル・楽器・ムード一覧

「Styles」の欄には、楽曲全体の方向性を決める要素を入力しましょう。どのようなジャンルで、どんな雰囲気の曲にしたいのかをAIに伝える部分です。

ポップス系、ロック系、ヒップホップ/R&B系といった音楽ジャンルをはじめ、曲のムードや使用する楽器、音質に関する指示を出せます。

【Styles プロンプト例】

  • ポップス系:J-Pop, K-pop, Dance-pop, City Pop, Synth-pop
  • ロック系:Japanese pop rock,Alternative Rock, Hard Rock,Folk rock,Classic Rock, Pop Punk, Shoegaze, Piano Rock
  • ヒップホップ/R&B系:Lo-fi Hip Hop, Trap, Smooth R&B, Boom Bap
  • ムード:Uplifting, Melancholic, Energetic, Calm, Epic, Cinematic
  • 楽器:Overdriven electric guitars, Heavy 808 sub bass, Lush synth pads
  • 音質:Lo-fi cassette tape, Polished studio mix, Heavy reverb,Sweet-Female-Vocal, Middle Voice,high tone

Lyrics欄用|高度な展開を作るダイナミクス・タグ一覧

「Lyrics」欄では、歌詞だけでなく楽曲の構成や展開を制御するタグも入力可能で、イントロからサビ、アウトロまでの流れを細かく設計できます。

たとえば、サビに向けて徐々に盛り上げたり、静かなパートを作って対比を際立たせたりする指示が可能です。

【Lyrics プロンプト例】

  • [Build-up](盛り上がり):サビに向けて徐々に楽器や音量を増やし、緊張感を高める
  • [Drop](爆発・サビ):EDMなどで使われる、エネルギーが最大解放されるパート
  • [Breakdown](静寂・対比):楽器構成を最小限に減らし、静かなパートを作ることで曲にコントラストを生む
  • [Guitar Solo], [Piano Solo], [Instrumental](楽器ソロ):ボーカルを完全に排除し、特定楽器のソロを入れる
  • [Call and response]:観客が応答・反応する演奏スタイル
  • [Shout]:大声を張り上げ、声を荒々しく鳴らす
  • [Break]:演奏中の一時的な無音・空白部分
  • [Percussion Break]:ドラムや打楽器のリズム演奏だけになる
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【モード別】Sunoでのプロンプトの書き方

Sunoには、以下2つのモードが用意されています。

  • Simpleモード:手軽に楽曲制作を始められる
  • Advancedモード:詳細な設定が可能

どちらのモードを選択するかで、プロンプトの入力方法やAIに与える指示の細かさが変わります。

それぞれのモードの特徴と、それに合わせたプロンプトの書き方を解説します。

Simpleモード

Simpleモードは、音楽制作が初めての人や、手早くアイデアを形にしたい場合におすすめのモードです。

「Song Description」という入力欄に、作りたい楽曲のイメージを文章で記述するだけで、AIが歌詞と曲を自動で生成します。

リュウ
リュウ
じゃあ、試しに何か作ってみよう。音羽ちゃん、ざっくりでいいから作りたい曲はどんなもの?
音羽
音羽
そうですね……「夏フェスで盛り上がれるような、アップテンポのロック」とかどうですか?
リュウ
リュウ
OK。これで「Create」をクリックして曲を作ってみよう
リュウ
リュウ
お、曲ができたみたい。音羽ちゃん聴いてみて

https://suno.com/s/yn3G4nl98uoDHbvX

音羽
音羽
おおお!こんな簡単にできるんだ!
リュウ
リュウ
Simpleモードで簡単に曲は作れるけど、今のところ「よくあるそれっぽい曲」が限界かな。もっとイメージどおりの曲を作るなら、次に解説するAdvancedモードを使おう

Advancedモード

Advancedモードは、楽曲の細部にまでこだわりたい制作者向けのモードです。

「Style」欄と「Lyrics」欄が分かれており、それぞれに専門的な指示を入力して、楽曲のクオリティを高く制御します。

リュウ
リュウ
style欄は音楽ジャンルや使用楽器、ムードなどを単語で入力する場所。自分の作りたいジャンルや楽器構成を具体的に指示できるよ
音羽
音羽
さっき教えてもらった「J-Pop」「Alternative Rock」などを入れるんですね
リュウ
リュウ
そうそう。次にLyrics欄は、自作の歌詞や[Verse]や[Chorus]といった楽曲構成を指定するメタタグを入力する場所。「Build-up」や「Drop」で曲の流れを指定したり「Solo-Electric guitar」と入力して、ギターソロを入れることもできるよ
音羽
音羽
Simpleモードは完全にAI任せでしたけど、Advancedモードはこちらからいろんな指定ができるんですね
リュウ
リュウ
そういうこと!自分で作った歌詞を入れたり、サビのタイミングやソロパートをコントロールしたいなら、Advancedモードがおすすめだよ

Sunoでプロンプトを作成する際のコツ

Suno用のプロンプトを作成する際は、以下のコツを押さえると、生成される楽曲の質を向上させられます。

  1. 曲のジャンルやテンポ、キーを具体的に指示する
  2. 楽曲構成を指定する
  3. セクションごとに演出を変える
  4. 音節やアドリブを活用する

順番に見ていきましょう。

曲のジャンルやテンポ、キーを具体的に指示する

楽曲の骨格となるジャンルやテンポ、キーは、可能な限り具体的にプロンプトへ含めましょう。Sunoで使用するプロンプトは、どのような曲にしたいかを伝えるのが大切なためです。

音羽
音羽
具体的にって、どんな内容がいいんですか?
リュウ
リュウ
たとえば「ロック」っていってもいろんなジャンルがあるよね。

  • Japanese pop rock
  • Power pop
  • Alternative rock
  • Folk rock
  • Hard Rock

こんな感じで入力すると、Sunoが的確なサウンドを作ってくれやすくなるんだ

音羽
音羽
なるほど……テンポだったら「150 BPM」、キーは「B♭ major」って感じですか?
リュウ
リュウ
そういうこと!あとは楽器の指定もできるし「Power pop-Electric guitar」みたいにジャンルのなかに含めると、ギター主体のサウンドになるよ
音羽
音羽
へえ、面白いです!いろいろ試してみたくなりました
リュウ
リュウ
いきなり細かく指示するのは難しいかと思うけど、プロンプトの仕組みがわかってきたら、いろんな要素を組み合わせてみるのもいいかもね

楽曲構成を指定する

Sunoで楽曲をイメージどおりに展開させるには、構成の指定が必須です。Lyrics欄に[Intro]、[Verse]、[Pre-Chorus]、[Chorus]、[Bridge]、[Outro]といった構成タグを配置し、楽曲構成をSunoに示しましょう。

構成タグを使うと「Aメロからサビへ向けて徐々に盛り上がる」「間奏でギターソロを入れる」といった曲の展開を意図的に作れます。

リュウ
リュウ
ちなみに構成タグがないと、AIが展開を推測するから、曲が単調になったり不自然に終了したりする場合があるよ
音羽
音羽
イメージどおりの曲を作るには、タグを積極的に活用するのが大切ですね!

セクションごとに演出を変える

[Verse]、[Pre-Chorus]、[Chorus]といったセクションごとに追加でプロンプトを入力し、演出を変化させましょう。セクションごとに楽器や歌い方を変化させると、楽曲に豊かな表情と深みを与えられます。

Sunoはv5.5にバージョンアップしてから、メタタグ内にコロン( :) を使い、セクションごとにピンポイントで演出を変えられるようになりました。曲全体のStyle欄を書き換えることなく、DAWのような細かいアレンジが可能です。

リュウ
リュウ
たとえば[Verse: whispered vocals, acoustic guitar only] と指定したとしよう。すると、この曲の後半みたいに「ささやき声」「伴奏がアコギだけ」のパートを作れるんだ

音羽
音羽
すごい!AI任せじゃなく、本当にDAWを使って作曲しているみたいです
リュウ
リュウ
最初はちょっと難しいかもしれないけど、音楽表現の幅が広がるから、ぜひ活用してみてね

音節やアドリブを活用する

歌詞に音楽的な響きをもたせるために、音節やアドリブをプロンプトに組み込むのも有効なテクニックです。

たとえば、間を持たせたい部分に「la la la」や「yeah」といった音節を入れると、メロディが自然につながりやすくなります。

リュウ
リュウ
あと「(ad-lib)」や「(scat)」のようなタグを歌詞の間に追加すると、AIが即興的なボーカルフレーズを作ってくれるよ
音羽
音羽
へえ!AIにアドリブは難しいのかと思ってました

音節やアドリブを使うと、楽曲に人間味やライブ感が生まれるため、活用してみましょう。

Sunoで使うプロンプトを作成する際の注意点

Sunoで使うプロンプトは、以下の点に注意して作成しましょう。

  1. プロンプトを詰め込みすぎない
  2. 角括弧 [] と、丸括弧 () を正しく活用する
  3. 歌詞は日本語とローマ字で入力する
  4. 一発出しを求めず何度も試す

ひとつずつ順番に解説します。

プロンプトを詰め込みすぎない

プロンプトは多くの要素を指定せず、できるだけシンプルにするのがおすすめです。

プロンプトに矛盾する要素があったり楽器の指定が多すぎると、AIがどの指示を優先すべきか判断しづらくなり、音が濁り凡庸な曲になるおそれがあります。

リュウ
リュウ
厳密にはプロンプトが多すぎると問題というより、噛み合わない要素をあれこれ入れすぎるのが問題かな
リュウ
リュウ
ただ、音楽的に矛盾のないプロンプトを作るのは難しい。ジャンルやボーカルに関する要素といった、4〜7個のプロンプトに絞り込んで、曲の核となるコンセプトを伝えたほうが確実だね
音羽
音羽
Sunoのプロンプトは「シンプルイズベスト」ですね!

角括弧 [] は曲のパート、丸括弧 () は歌詞の指示に使う

Sunoで使うプロンプトは、角括弧[]と丸括弧()の役割を混同しないように注意しましょう。よく見られるのは「歌詞の中に丸括弧()で歌い方を指示する」ことです。

リュウ
リュウ
たとえば、歌詞として「(Whisper)」と入力したとしよう。 すると、Sunoは(Whisper)を歌詞の一部かコーラスや合いの手だと思って「ウィスパー!」と歌ってしまう可能性があるんだ
音羽
音羽
あー……それはなんか、滑稽ですね 笑
リュウ
リュウ
そんなことがないように、角括弧 [] は曲の構成を伝える「Styles」、 丸括弧 () は歌詞を入力する「Lyrics」で使うと覚えておこう

歌詞はひらがなとローマ字で入力する

Sunoで作る曲の歌詞は、ひらがなとローマ字を使って入力しましょう。Sunoは日本語にあまり強くなく、漢字で入れると歌詞の発声がうまくいかないおそれが高いためです。

リュウ
リュウ
とくにSunoが苦手なのが、助詞の「は」「へ」で、間違った発声をしがちなんだよ。だから発声ミスを防ぐためにローマ字で入力したほうがいい
音羽
音羽
「は」「へ」とひらがなで入れるんじゃなく「は」は「wa」、「へ」は「e」って入れるってことですか?
リュウ
リュウ
そういうこと!まあ、それでも完璧に防げるわけじゃないから、Sunoで作った曲に発声ミスがないかはよく聴いて確認するようにしてね

一発出しを求めず何度も試す

Sunoでの楽曲生成は、一度で完璧な結果を求めず何度も試すのがおすすめです。同じプロンプトを入力しても、メロディやアレンジに違いがあるためです。

リュウ
リュウ
結局のところ、AIの出力はガチャの要素があって、同じプロンプトで最初に出力したものより2回目・3回目に作られた曲のほうがいいアレンジになっている場合も多いんだ
音羽
音羽
何パターンか作ってみて、そのなかから1番いいものを選ぶといいんですね
リュウ
リュウ
あと、さっき解説した発声ミスの問題もある。納得できるアレンジで発声ミスもないものを作るために、複数回出力してみよう

まとめ|Sunoを活用し音楽を共同制作しよう

最後にここまでの内容をまとめます。

Sunoのプロンプトについてのまとめ
  • Sunoのプロンプトは「Styles」と「Lyrics」の2箇所に入れる
  • プロンプトで、音楽のジャンルや使用する楽器、曲の構成を指示できる
  • ポップス系、ロック系、ヒップホップ/R&B系など、幅広いジャンルの音楽を作れる

Sunoのプロンプトは、長く書くほど成果が安定するわけではありません。[Power pop-Electric guitar][Sweet-Female-Vocal][clean electric guitar]のように、曲の核から順番に並べるとイメージに近い曲を作りやすくなります。

また、[whispered vocals][acoustic guitar only]のように入力し、特定の箇所だけ静かにすることも可能です。

Sunoを活用し、あなた好みの曲を作り楽しんでみましょう。