「スキップとローファーのアニメを観た人の感想は?』」
「スキップとローファーのアニメは人気がある?」
「スキップとローファーの評価は高い?」
2023年春アニメの中でも高い人気を集めている「スキップとローファー」
放送前の注目度はやや低めでしたが、今では「2023年春のダークホース」と称されています。
この記事では、アニメ「スキップとローファー」全話のあらすじ・感想を紹介していきます。
なお、アニメ「スキップとローファー」を観るなら、DMM TV(DMMプレミアム)がおすすめです!
17万作以上のアニメを配信しており、初月無料で試せるほか会員登録後も月額550円と安価に利用できます。
\初月無料で全話視聴!/
アニメ「スキップとローファー」の基本情報を30秒で解説

- 放送年:2023年4月〜
- 話数:12話
- 原作:高松美咲「スキップとローファー」(「月刊アフタヌーン」連載)
- 制作会社:P.A.WORKS
- 配信サイト:DMM TV(地上波同時配信)、dアニメストア、Amazon プライムビデオ など主要サイト
アニメ『スキップとローファー』は、石川県の小さな中学校から東京の高校に主席入学した女の子・岩倉美津未(いわくらみつみ)が主人公のスクールライフコメディ。
みつみは勉強はできるものの、距離感が独特で天然なところがあります。
しかしそんなみつみの純粋さは、周囲のクラスメイトにさまざまな影響を与えていくのです。
アニメーション制作は、P.A.WORKS。オリジナルアニメを得意とする同社が『パリピ孔明』に引き続き製作した漫画原作のアニメです。
放送を重ねるたびに話題になっていき、2023年春アニメの中でもトップクラスの人気。
\初月無料で全話視聴!/
アニメ「スキップとローファー」全話のあらすじ・感想
ここからは、アニメ「スキップとローファー」各話のあらすじ・感想について書いていきます。
若干のネタバレを含むため、未視聴の方はご注意ください。
第1話「ピカピカ」のあらすじ・感想

入学式の朝、今日はカンペキな一日になると自信まんまんのみつみだったけれど、 電車を乗り間違え、満員電車に巻き込まれ、完全に迷子に……。 駅で深く落ちこむみつみに声をかけてくれたのは、同じ高校の制服を着た志摩だった。
入学式に遅刻して走っているだけのシーンがなんでこんなに面白いのか…!
みつみの様子は『ぼっち・ざ・ろっく!』のぼっちちゃんを感じさせる笑
そしてP.A.WORKSは中毒性のあるOPを作るのが上手い。
第2話「そわそわ ウロウロ」あらすじ・感想

クラスで自己紹介する日、みつみはとても緊張していた。 ナオちゃんに励ましてもらったけれど、渾身のジョークが滑り、教室はとても寒い雰囲気に……。 さりげなくフォローしてくれたのは、入学式の日にも助けてくれた志摩だった。
あーもう、完全に面白い…!みつみはめちゃくちゃ主人公としていいタイプ!
確かにカラオケでトコ二郎(現実だとおそらく「ハム太郎」)を歌う子は、ぬちゃくちゃ面白いし人気者になるでしょうね。ぼくもやろうかな? 笑
みつみのいいところは、混じりっ気のない純粋さかなと思います。
ほとんどの人が大人になるにつれて失っていくものを彼女は持ち続けている。それが良くも悪くも人を疑わないところに現れている感じがします。
そんな他の人にない純粋さが、クラスを明るくさせ好影響を与えていくんだろうなと思います。現実にいたら、絶対友だちになりたいタイプ。
ぼくは人付き合いにおいて、初対面は特にあれこれ考えます。でも余計なこと考えず、素直な自分で接した方がいいんでしょうね。
ちょうどぼく自身、新しい環境で人間関係も変わってきていたので、みつみを見習わなきゃなと思いました。感謝…!←
第3話「フワフワ バチバチ」あらすじ・感想

放課後、みつみは生徒会室へ。その扉の前に佇んでいたのは同じクラスの誠だった。 クラスメイトに自分と同じように生徒会に興味がある人がいた!と喜ぶみつみだけど、誠はちょっと引き気味。 実はみつみには“裏番”というウワサがあって……?
みつみの姿は、少しぎくしゃくしていた人間関係も変えてしまうんですね。
本当にみつみは魅力的。学園物の主人公として最強では??
みつみを中心に人間関係が良い方向に転がっていくのが、何か観ていて嬉しくなります。
感動的なことが起きているわけではないのに、なぜだか泣きそうになってしまう自分がいます。
もうマジで無理。面白すぎるだろこのアニメ…
\初月無料で全話視聴!/
第4話「ピリピリ カツカツ」あらすじ・感想

演劇のこととなると強引な兼近先輩は、みつみが演劇部への勧誘を断ったと勘違いしていることにつけ込んで、自分に協力してくれるようお願いする。 兼近がみつみに見せたのは、志摩のとある過去の映像で……。
みつみと志摩が過去を共有し、より友情が深まった印象。いや、もしかして別のものも…?
兼近先輩とのやりとりは「もう少し人を疑った方が良いのでは…」と思ったけど、みつみの人を疑わない純粋さが周囲に影響を与えているんですよね。
Bパートでは、ストイックさを求めてみつみが生徒会の高嶺先輩に同行。
学ばせてもらいにいったはずのみつみですが、逆に高嶺先輩に気づきを与えていた構図が面白いですね。みつみは全く気づいていなかったですが 笑
自宅に帰りみつみは自分の生活の無駄を省こうとするも、みつみにとって大切な時間がありすぎて全く削れない。みつみの価値観が垣間見えるシーンでした。
4話目ですが毎回気づきを与えられるし、あったかい気持ちにもさせられる良い作品。1クールと言わず、2クールやってほしいなぁ…
第5話「チクチク いそいそ」あらすじ・感想

前期クラスマッチでバレーに出ることになったみつみ。 運動音痴なので、せめて迷惑をかけないよう、元バレー部のミカに教えてもらって自主練をすることに。 笑顔で教えてくれるミカだけど、ちょっと当たりがきつい時も……?
これは観ていて耳が痛いというか、目が痛いというか…
実際のところ、無断使用している先輩2人がいる場面ではどうですか?ほとんどの人は、ミカのように嫌な先輩2人に対して感情が向くんじゃないでしょうか。
しかしみつみは、あの場面で助けてくれた先輩の名前を覚えていました。また、ミカのあたりが強いことも、勘づいてはいたようです(気づいていないのかと思っていた←)
つまりみつみは、人の悪いところではなくいいところをどんどん見つけていく関わり方をする子なんですね。
実際のところ、みつみのような子はほとんどいないでしょう。
でもみつみはかなり人間くさいから本当にいるような気がするし、目の前にいるかのように観れてしまう。それが本当にいいなと思います。
ぼくもみつみのような人間になれるよう頑張りたいものです 笑
第6話「シトシト チカチカ」のあらすじ・感想

ふみに好きな人ができた! 親友と初めて恋バナをして、みつみはちょっとふわふわ気分。 でも、今日が期末考査の出題範囲の発表日だと気づくと、そんなものは吹き飛んでしまった。 みつみの準備は万端だったんだけど……。
あー、ここでこういう展開来るのか…やっぱ大好きだ、このアニメ。大人を悶絶させるのがうますぎだよ…!
みつみと志摩くんに友情以上のものが芽生えそうな気はしていたけど、思ってなかった角度からパンチを喰らった感じ。
物語の中では梅雨の時期ということもあり、今回は外の描写が全体的に暗めです。
でも仲直りをして、志摩くんが大笑いし始めたところだけ、光が差して明るい描写になるんですよね。

この心理描写、風景描写がきれいすぎて本当に良い!それまでが暗い描写だったから、なおさらこのシーンが際立つんですよね。
ぼくはこのアニメに対して「浄化」というキーワードを勝手に抱いているんですが、今回は特にそれを感じました。
\初月無料で全話視聴!/
第7話「パタパタ モテモテ」のあらすじ・感想

7月、みつみはめでたく前期生徒会の書記に就任。 新生徒会長を目指していたストイックな高嶺先輩は惜しくも落選、副会長となっていた。 ショックから立ち直れない高嶺先輩を見て、兼近先輩は何か思いついたようで……?
努力に関する話はなんとも心に刺さる。ぼく自身専門学校で、真面目に頑張っている人じゃなくて、性格悪い嫌なやつが結果を得ている姿も見たことがあります。
みつみですらどう声をかければ良いか迷う状況で、それを打破したのが兼近先輩。
今まで空気の読めなさが目立っていたけど、実際は思いやりのある優しい人ですね。意図とは違うものの、結果的にみつみにすらできなかったことをやってのけたのは見事!
みつみと志摩くんが2人で動物園に行くことになった一方、志摩くんの過去に関係がありそうな女の子も登場。
第8話「ムワムワ いろいろ」のあらすじ・感想

みつみと志摩が動物園に出かけることを耳にして、よくないと思いつつ後をつけてしまうミカ。 みつみ、結月、誠との女子会でも、素直になれずに途中で帰ろうとしてしまう。 そんな彼女に、ナオちゃんは少しだけお節介をすることに。
みつみと志摩くんが動物園に行く中、こっそり後をつけていたのがミカとナオちゃん。まさかこの2人がつながるとは思わなかったのでなんか面白い 笑
志摩くんが「弟もここに来たことがあるみたいだからプレゼントを送るのをやめようとした時、みつみが「志摩くんからもらうから嬉しいんでしょ?」と返答していたシーンがなんだか印象的でした。
もうひとつ印象的だったのが、ナオちゃんがミカの服装を見てファッションの勉強をしてきたことを感じ取っていた場面。
みつみと同じくナオちゃんも、良いところを見て人を判断していることが伺えます。
「誰かと本当の友だちになれるチャンスなんてそうそうないのよ」は、かなり突き刺さるセリフですね。
ミカがお泊まり会を通してみつみたちと本当の意味で友だちになっていく中、志摩くんが小役時代からの友人である梨々華の飲酒疑惑に絡んでおり、因縁があることが見えてきました。
志摩くんは悪意を持ってその場にいたわけではないと思いますが、この一件で高校生活を楽しんではいけないと思っていそう。この問題にみつみも向かい合うんでしょうか?
第9話「トロトロ ルンルン」のあらすじ・感想

夏休みも後半に入り、みつみは凧島町に里帰り。 懐かしい実家に帰って、中学の友だちと会って、親友のふみとも遊んで…… たっぷり充電できたみつみは、ふたたび都会へ。 元気いっぱいで新学期を迎えたけど……?
みつみの故郷、凧島町の風景が穏やかで印象的。ぼくが富山の出身だからでしょうが、非常に懐かしく感じられました。
生まれてからずっと住んでいた土地であっても、たった数ヵ月で懐かしい風景になるのは不思議ですね。
夏休み明けに会った志摩くんが、どことなくよそよそしい感じになっているのが悲しい…口調はいつも通りですが、声のトーンから覇気のない印象を受けさせられます。
みつみが志摩くんにお土産を渡した後駆け出していかず歩いていたのは、志摩くんがいつもと違うことを感じて思うところがあったんでしょう。
そしてみつみのクラスは、文化祭で演劇をすることに。どうしても志摩くんが演技をしていたことと、過去の経験が関連してくるのではないかと想像が膨らみます。
もしやこれは、神回の伏線では??
\初月無料で全話視聴!/
第10話「バタバタ ポロポロ」のあらすじ・感想

もうすぐ文化祭。1年3組は演劇をやることになったけれど、みつみは生徒会の仕事があり、クラスの準備にはあまり参加できずにいた。 無理して脚本の打ち合わせに協力しようとしたものの、寝坊して遅刻してしまい……。
「自分は断らないキャラなんじゃ?」と気にして役を引き受けた志摩くんと、生徒会の仕事が大変なのにクラスの頼み事を引き受けたみつみ。
立場は違うものの「断らないキャラ」で苦労したのは、2人とも同じでよく似ていますね。まあ、みつみに関しては頼む方も悪い気がしますが…
志摩くんは演技を「母さんが喜ぶからやっていた」と言っていましたが、それだけで小役時代の友だちから「お前が1番楽しそうだった」とは言われないように思います。
本当は志摩くんは演技そのものを楽しんでいて、母さんもそんな志摩くんの姿を見るのを喜んでいたんじゃないですかね?
演技をやりたくないというのも演技が嫌になったというより、家族関係とか他の要因が重なり合った結果のように感じます。
家庭が放任主義だという志摩くんの話から察するに、文化祭で演劇をすることも話していないでしょう。
ラストで志摩くんの母親が文化祭のチラシを拾っていましたが、それで演劇のことを知って観にくるかもしれません。
それにしても、みつみは強いですね。普通陰口言われた相手に、何もないように話できないと思います。
大きな失敗をするし落ち込みもするけれど、すぐ起き上がって前向きになる。みつみの良さもしっかり描かれていたのも良かったですね。
第11話「ワイワイ ガヤガヤ」のあらすじ・感想

いよいよつばめ西高の文化祭がスタート。 みつみのクラスの劇は好評で、志摩も楽しんでいるみたい。 中学時代の友だちを招待するクラスメイトも多くて、東京に知り合いのいないみつみは寂しさを感じていたけど……。
出会って半年ですが、みつみを中心にみんながどんどん変わってきていることが伺えます。
自分の友だちに結月を紹介するまこっちゃんはもちろんですが、個人的にはミカにも変化を感じました。
過去みつみにバレーを教えてもらったお礼でお菓子をもらった時「太りやすいから控えている」と一部しかもらっていませんでした。
しかし今回は、学祭で売っていたチュロスをもらって食べています。
むしろチュロスの方が太りやすいと思うので、もしかしたら「自然体でいよう」と考えが変わったのかもしれませんね。
結月もすっかり笑顔で話すようになっていて、あの4人がちゃんと友だちになってきているのが感じられます。
そしてやはり、志摩くんのお母さんも学園祭に来場していました。
志摩くんの弟がリュックにつけていたキーホルダーは、志摩くんがプレゼントしたもの。気を遣われていただけで、兄である志摩くんのことはちゃんと好きみたいです。
いい展開が多かった中で、梨々華も学園祭に来ていて志摩くんのお母さんと遭遇。
ラストシーンでやや曇った空が映し出されて、最終回がやや不穏な空気であることを感じさせます。
というかもう最終回…毎期そうですが寂しいものですね。
第12話「キラキラ」のあらすじ・感想

文化祭最終日。1年3組には志摩の母と弟、さらには志摩の幼なじみでモデルの梨々華も見学にきたけれど、なんだか微妙な空気に……? 高校に入学してから自分の中で何かが変化していっていることに気づいた志摩は、梨々華に今の正直な気持ちを話しはじめて……。
梨々華が来てドロドロした感じになるかと思いましたが、みつみによって未然に防がれましたね。怖いと思いつつも、嫌な空気の会話に割って入れるみつみはやはりすごい。
最終回についての感想を観ていると「志摩くんが主人公になっていた」という意見もあり、確かに志摩くんの存在感が大きかったとは思います。
しかし梨々香と志摩くんの間に割って入れるのはみつみだけだと思うので、あのシーンだけでみつみが大きな存在感を示していたと感じました。
それにしても、梨々香は志摩くんのことは全然憎んでいなくて、むしろ好きだったんですね。好きな子にいじわるするみたいな心理で、想像以上に純粋。
梨々香は「スキップとローファー」で唯一の悪キャラかと思いましたが、そうじゃなかったのは何だかホッとします。
最終回というよりは、普通に来週も続きそうなラストでした。アニメ2期の制作も期待したいですね。
\初月無料で全話視聴!/
総評〜泣かせようとせず感動させる不思議な魅力の詰まった傑作

学園ものの爽やかさもありつつ、かなり考えさせてくれるアニメでした。
自分の嫌な部分と向き合うのは、誰しも嫌なもの。それが高校生ともなると、なおさら難しいです。
しかしみつみの良くも悪くも純粋な姿によって、周りの同級生たちがどんどん変わっていく様は観ていて気持ちよさすらありました。
そしてみつみの姿からは、大人も失ってしまった純粋さを思い出させられます。大人が観ると浄化しちゃうアニメなんじゃないかと感じます。
終わってみれば、この作品は最後まで嫌な人が1人もいませんでした。それもこの作品の良いところです。
泣かせようとしているわけじゃないのに何故か感動してしまう。そんな不思議な魅力を持った素晴らしい作品でした。
第2期熱望です!
\初月無料で全話視聴!/