つい最近、Googleのコアアップデートが行われ、多くのサイトがその影響を受けました。
このブログはむしろデイリー200〜300PVの微増だったのでよかったですが、それはちょっと運がよかっただけで明日は我が身。
Twitterでコアアップデートの被害に関するツイートを見るたび寒気がしていました 笑
そう思った時、ブログを始めた2年ほど前に読んだこの本のことを思い出しました。
この本の著者であるかん吉さんは「わかったブログ」で、一般的なブログの運営方とは逆のやり方をとって成功しています。
その方法が書かれているのですが、今後ブロガーがとるべき戦略のヒントがつまっています。
また、今回のコアアップデートのことを考慮して読むと、予言めいていて怖いところも 笑
読み直してみて感じた、今後ブロガーがやるべき戦略についてまとめてみました。
1.たまに書くぐらいではダメ。質より更新頻度を重視するべき

- 1記事あたり最低1,000文字は書かないとダメ!
- 質の低い記事が多いとブログの質が下がる=検索結果に悪影響
- 量より質。毎日更新に意味はない
現在のブログ界ではこのような考えが常識になっています。
確かにこれで短期間で結果を出したブロガーはたくさんいるので、正しい考えのように思えますよね。
ですがこういったやり方は短期的にはいいかもしれませんが、長期的にはマイナスです。
まずこういう質重視のブログ運営をしているとお金などの結果が出たとしても途中で嫌になってくる時期が必ずきます。
ブログを年単位でやっている人なら、何10万と稼いでいるブロガーが記事を書けなくなって苦しんでいる様子を見たことがないでしょうか?
これはPVやお金といった損得勘定でブログを書いて、「この記事は稼げないから書かない」と自分でブロックをしていることが原因。
もっというと、「読まれない・稼げない記事は価値がない」と思っているからです。
多くのブロガーが三ヶ月を待たずして、途中で更新をやめてしまいます。そしてこういう記事を書くのです。
「品質の低いやっつけ記事を多くポストすると、ブログ全体の質が落ちていく。だから毎日更新をやめました」と。
言い訳を書いてしまった手前、次からは質の高い記事しか書けないプレッシャーが生まれます。
自分でハードルを上げてしまった結果、記事を書けなくなってしまい、ブログをやめてしまう悪循環が起こります。
しかしその一方で1,000文字もいかないような記事を毎日多更新し、結果を出している人もいます。
不思議なことに100万PV以上のブログを運営する人にこういうタイプが多いんです。
たとえば「気になる、記になる…」というブログ。このブログは1,000文字もいかないような記事を毎日5〜10記事更新するスタイルです。
ブログ界隈の常識だと伸びないやり方ですが、月間PVは350万と圧倒的な結果。
毎日更新に意味はないというのは本当なのでしょうか?
月間300万PV超えのブログ「気になる記になる…」に鳥肌がたった。
サラッと読めてしまうめちゃくちゃ短い記事ばかりを毎日5〜10記事更新。
それでこのPV!😱✔︎毎日更新は意味がない
✔︎2〜3000文字書かないといけないこれは幻想なんじゃ?🤔https://t.co/xeQLDyZrA8
— リュウ@恋愛偏差値0ブロガー (@ryu4690) 2019年3月10日
ちなみにぼくは月最高4.4万PVくらいなのですが、今このブログでPVを稼いでくれている記事の大半は、去年2ヶ月ほど毎日更新に挑戦していた頃に書いていたものです。
この記事なんて、2時間ほどでやっつけ気味に書いたのに月1200〜1500PVほど読まれます。

こういう結果が出ているので、やはり毎日更新はアクセス的にも意味があるんですよね。
最近はライター案件などでブログに注力できていませんが、落ち着いてきたらまた多更新にチャレンジしようと思っています。
2.SEOはオワコン。SNS集客がより求められるようになる

Googleによるコアアップデートでは、たくさんのサイトが順位を落とすことになりました。
質の低いサイトの順位が落ちるのは分かりますが、中には「えっ、なんでこのサイトが?」というものも多数。
Twitterでは「ドッグフードの神様」というサイトが飛ばされたことが話題になっていました。
このサイトは専門の資格も取得してユーザーに有意義な情報を提供しているお手本と言ってもいいくらいのサイトでしたが、それくらいのレベルでも圏外に。。。
より個人のサイトには厳しい時代になったようです。
SEOで上位表示されたとしてもそれは一時的なもの。永遠に1位をとっていられることはまずありません。
他のサイトに抜かれることもありますし、今回のようなアップデートの影響も受けます。
さらに最近は動画が検索結果においても強くなってきているようで、SEOに関してブログに厳しい条件は山ほどあります。
検索アルゴリズム(検索上位の計算手順のこと)が変更になったり、ライバルブログがだいとうしてくると、一晩で順位が下がってしまうことはよくあります。
上位表示がずっと続く保証はどこにもありません。
集客を検索エンジンに頼りすぎると、ブログのアクセス数がGoogleのさじ加減1つで大きく変動してしまうのです。
著者のかん吉さんもかつてGoogleのアップデートによりサイトが飛ばされ、収益が激減した経験の持ち主。
しかも会社を退職し独立した直後だったので、最悪のタイミングでした。
このような経験からかん吉さんはSEOに依存しない集客方法を模索。
そのために集中的に取り組んだのがSNSからの集客でした。
ソーシャルメディアユーザーは気がついてしまったのです。
自分でいちから情報発信するよりも、ネット上にある面白いブログ記事をシェアしたほうが楽だし面白いことを。(中略)
ソーシャルメディアとお互いの弱点を補い合うことで、ブログは息を吹き替えしました。
ブログはソーシャルメディアを通して、記事を広められるようになったのです。
最近「ブログはオワコン」という発言が目立ってきましたが、それは違います。
オワコンなのはSEOであってブログではありません。かん吉さんのようにSNSでファンを作り、集客していくやり方ならまだまだ可能性があります。
今までアップデートの影響を受けたことがなくてもそれはちょっと運がよかっただけ。SEOに依存していたらいつか必ず痛い目に合います。
SEOを強化するのではなく他の集客を模索することが、今後のブログ運営で求められます。
3.自分の挑戦・成長を記事にする

ブログ読者目線でいうと、SEO中心の運営方法がブロガーの間で確立されていくにしたがって、つまらないブログが増えたように感じています。
検索に強く役にたつ記事ではあるけど、小さくまとまりすぎて薄味というか・・・
ファン目線が失われている感じがするんですよね。
じゃあファンを大切にしなおかつ役にたつ記事ってどういうのかと考えてみると、自分のチャレンジを書いた体験談形式のものだと思います。
こういう記事は単体でも面白いですし、長期的にやっていくものならファンを作り出すこともできますよね。
同じことにチャレンジしている人は、ネットで情報を探しています。
自分と同じような失敗をしているブログ記事を見つけたら、親近感がわくでしょう。
コメントやソーシャルメディアを通して、コミュニケーションが生まれることもあります。(中略)
ネット時代だからこそできる、自分を成長させる新しい方法です。
こういった記事は見ていると応援したくなりますし、達成した時はうれしくもなります。
ブログにチャレンジの過程が残っているからブランディングになりますし、本の出版につながることも多いです。
ブログで稼ぐ・独立する方法はアフィリエイトだけではありません。
「成長の過程を記事にする」ことは、これからのブログでますます求められるやり方です。
まとめ
ブログは厳しくなってきていますが、決してオワコンなわけではありません。
やり方次第ではまだまだ可能性を秘めています。
ただ今までのやり方がうまくいかなくなるのは時間の問題。
SNSの強化など、他の方法にも目をむけていくことが必要です。
- 量より質は大嘘。更新頻度を重視すべき
- SEOがオワコン化。SNSなど他の集客が求められる
- 自分の挑戦・成長を記事にする