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ポルカドットスティングレイ「有頂天」全曲感想&レビュー。ポルカの止まらない勢いを感じさせる一作だった

ポルカドットスティングレイのNewアルバムが超あつい・・・!

今年の7月の武道館ライブが決まり、今注目が高まっている4人組バンド・「ポルカドットスティングレイ」

そんなポルカの2ndフルアルバム「有頂天」が発売になりました。

収録曲は以下の14曲。

  1. IChIDAIJI
  2. DENKOSEKKA
  3. ドラマ
  4. パンドラボックス
  5. ばけものだらけの街
  6. リスミー
  7. 大脱走
  8. ラブコール
  9. 7
  10. ラディアン
  11. ヒミツ
  12. 話半分
  13. 有頂天
  14. ミドリ(高校3年生ver.) ※CDのみのボーナストラック

「全部本当のポルカ。全A面14曲」というだけあってポルカがまた新しい一面をいくつも見せている名盤です。

それでは収録曲を一曲ずつレビューしていきます!

 

1.ICHIDAIJI

映画「××しなさい!」の主題歌となった曲。

MVはたくさんの人たちの一大事をバナナが解決していくという「どういうこと?」って思う内容 笑
意味は分からないけど、不思議と何度も見てしまいます。

肝心の曲はというとギターのメロディが印象的なポップロック。
タイトルのイメージでもっと激しい曲かなと思っていたので意外でした。

正直はじめて聴いたときはそこまでいいと思わなかったのですが、ギターのメロディが頭に残ってしまってヘビロテ状態に。

そして今では聴くと涙が出そうなくらいにお気に入りの曲になってしまいました←え

曲的に泣くタイプのものじゃないんですが・・・何ででしょうね?

 

2.DENKOSEKKA

なんてタイトルか一文字ずつ確認しながら読みました←
なぜローマ字?そう思わずにいられません 笑

それはさておき肝心の曲はどうなのか?

 

おお、これはいい!飛び跳ねるようなギターのサウンドがたまらない・・・!
はいこの曲大好き←

一回途中でバンド演奏なしで雫さんの声だけになったところがありました。
てっきり曲が終わるのかと思っていたらしばらくの無音が続いた後に間奏が炸裂。

ボーカル以外無音になるって曲の終わりでやることじゃないですか?
それを中間部あたりでやるんですから、構成も少し凝っている曲です。

これはライブで盛り上がりそうな曲です。
ところどころ「Foo!」って声が入ってますし、最後のサビの前には「ジャスティス!」って叫んでますからね。
みんなで盛り上がるにはピッタリです。

もしこの曲でPVを作るならサンシャイン池崎を呼ばなきゃいけません 笑

と、思っていたらMVが公開されました。
さすがに「ジャスティス」だけで呼ばないか←

 

3.ドラマ

Aメロから雫さんがファルセットを出すのって初めて聞きました。
というよりファルセットを出してるのって「本日未明」くらいしかなかったですよね。

会いたいと思う気持ちで
私の今日が今も輝いている
君の隣にいさせてよ
笑わせてみせるから

歌詞を聴く限りストレートなラブソングのよう。
ただよく聴くとBメロでベースが凝ったリズムを弾いていたりと、随所に工夫が見られます。

あと、曲の後半でまたボーカルだけになる箇所が出てきました。
これは今回のアルバムの特徴的な技法なのかな? 笑

 

4.パンドラボックス

こ、これまたかっこいい・・・!
ギターのかき鳴らし方が「シンクロニシカ」を彷彿とさせてきてワクワクします。

全体的に難易度が高く無茶苦茶なことをやってますが、それでいて曲としてちゃんと成立させられています。

通なロック好きもこれにはうならせられるんじゃないでしょうか?

言うだけ言って終わるのは

楽で羨ましいよな

その自己愛とダンスを続けていろ

かなり強い言葉で雫さんの怒りのような思いが歌われています。

ぼくは聴いていてネット上で批判してくるアンチを連想しました。
売れてくるとどうしても出てくるもの。
ポルカはSNSを積極的に使うからよけい目につくのかも。。。

ライブを観たことがないから分からないですけど、盛り上がる定番曲になってるんじゃないでしょうか?
生で聴いてみたい・・・!

 

5.ばけものだらけの街

おおおお!ラップですか!
また新しいことやってきましたね。

ラップは初めてのはずなのに完成度が高く、個人的にはゲスの極み乙女。を連想しました。
「午後」と「高揚」で陰を踏んでるんでしょうか?

「ばけものだらけの街」ってタイトルだからもっとワ~って感じの曲を想像してましたが、思ったより変化の少ない曲。
ラップが特徴的なので、ここを活かそうとしているのかもしれません。

 

6.リスミー

ポルカはギターが鳴っている曲が多いですが、この曲ではアルペジオが中心となっています。
しかもかなり音が短い。16分くらいでしょうか?

あのゲームのディスクを抜いたPS4が
もぬけの殻みたい

元ゲームクリエイターの雫さんらしいですね、歌詞にPS4って 笑

しっとりしたキレイなメロディで語りかけるように歌われていて癒される曲。
全体的に夜や夜明け前が思い浮かびます。

 

7.大脱走

ボーカル・雫さんのツイートによるとこの曲は人間関係に疲れた人におすすめだそう。
なるほど、「大脱走」っていうのは人間関係のしがらみからの逃走って意味なんですね。

涙を誘う歌詞・メロディってわけではないはずなんですが、サビに入るとなんだか切なさがこみ上げてきました。

うーん、なぜだろう?よく分かりません(^_^;)

 

8.ラブコール

私のことを書こうと思うので
言いたいことって何か考える
空っぽだけな私だけど
あなたとの話をしましょう

他のバンドだと何か伝えたいメッセージとかやりたい音楽とかを持っているもの。
たとえばRADWIMPSだったら「年間3万人出る自殺者を減らしたい」という思いがあります。

でもポルカはちょっと違ってて。
メジャーでプロとしてやる以上売れる曲を出そうとしていて、自分たちに求められているものを徹底的に分析し、ユーザー目線で曲を作っています。

つまりファンやタイアップしてくれる人たちが求めているものを作ることを目指しているということ。
歌詞もtwitterでポルカのことをつぶやいている人のツイートをよく見て、それを元に作っているとか。

だから作詞をしている雫さん自身のことを歌った曲は今までありませんでした。
しかしこの曲は雫さんが初めて自分自身の気持ちを歌にしています。

「ラブコール」ってタイトルからラブソングなのかなと思っていましたが、どうやらファンへの気持ちを歌った曲のよう。
ラブコールっていうのはぼくたちファンがポルカへ向けているもののことです。

私なんかの気持ちを書いてみて
分かってくれとは言わないが
それでも少しは知っていてほしい
あなたのために生まれてきただけってことを

まったくもってずるいことを言う。
雫さん自身の気持ちを歌ったといっても結局はファンを思った歌詞になってましたね。。。

 

9.  7

ややこしい見出しになってしまいましたが、9曲目の「7」って曲です 笑

ドラムが打ち込みになっていてアルバムの曲の中でも異彩を放っています。

私、はみだしたい、ときには1人で
でも、それはとっても怖い
とっても怖いことだと
大人になって気づいた

大人になればなるほどはみ出すことが怖くなるもの。
人と違うと浮いてしまったり時には叩かれたりしますからね。

日々縛られているいろんなしがらみから開放されたい気持ちを感じさせられますが、尖ったところのない曲調だからかなんとなく落ち着きます。

 

10.ラディアン

どうもメリちゃんのファンにおすすめらしい。

メリちゃんって誰だ?と思ってましたが、この曲はアニメ「ラディアン」のエンディングテーマになっていて、メリって名前のキャラが登場するからでした。
そこまで把握できてませんでした(^_^;)

ハロー、ハロー、ハロー
君と見ていたいんだずっと
ハロー、ハロー、ハロー
壊したい世界は壊せ
見えないくらいがちょうどいいな

アニメはまったく観たことないですが「友情」と「自らの手で世界を変える」ことをテーマに曲を作ったそうです。
ここの歌詞とかまさに当てはまってますね。

 

11.ヒミツ

映画「スマホを落としただけなのに」の主題歌になった曲。
やはりタイアップというのは効果が大きいようで、ぼくの周りには「ポルカをよく知らない」「映画を見ていない」という人でもこの曲を知っている人が多かったです。
(ちなみに概ね好評でした)

ぼくは映画は見ていないのですが、「スマホをおとしただけなのに」の原作小説を読みました。
タイトルからしてホラーっぽいし実際そういう内容もあるのですが、意外にも感動作なんですよこれ。

小説を読む前は映画に合った歌詞なのか疑問だったんですが、実はかなり映画の内容を踏まえたピッタリの歌詞。
ラストの後の物語では語られなかった気持ちを歌っています。

出来ることなら映画か小説を読んでから聴くのがおすすめ。
歌詞の意味が一層味わい深いものになります。

 

12.話半分

大人の恋を歌ったしっとりしたラブソング。
元気なときはもちろん、ちょっと落ち込んでいる時に聴いてもスッと入ってくる曲です。

可愛い人を観ていたいならきっと
私なんかではない方が良いと思うのだけど
あなたはいつ消えてしまうか分からない顔で
時々隣にいてくれる

好きな人との関係に不安を感じているような歌詞ですが、かといってどちらかが冷め始めているというわけでもない。

「幸せなんだけど不安」みたいなそんな感じですかね?
そういえばポルカにはそういう曲が結構ある気がします。

 

13.有頂天

このアルバムのリード曲。
今まで「大正義」「全知全能」「一大事」とインパクトの強いタイトルをつけてきていましたが、次は「有頂天」ですよ。
これ以上のものがあるんでしょうか?

そんなことはさておき、有頂天はポルカの曲の中でも1番ポップな仕上がり。
ホーンセクションもふんだんに使っていますがそれでバンドが置いてけぼりになってはいません。
バンドとホーンセクションが融合した豪華かつ贅沢な一曲です。

MVには芸人の東京03が出演し曲のラストでダンスを披露。
今までもよく芸人がポルカのMVに出演してますが、どうしてこんなに芸人が出てくるんでしょうね? 笑

間違いなくライブで盛り上がります。
東京03がやってるダンスもそんなに難しいフリじゃないから、みんなで踊って思い切り楽しめるでしょう。

ライブは体感しみんなで共有してこそのもの。
ダンスを入れたのはライブでの楽しみ方を考えてじゃないでしょうか?