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スピッツ

【歌詞解釈】スピッツ『魔法のコトバ』はミリオンヒットに匹敵する名曲だと思う

Magic Book

こんにちは、 スピッツファン歴12年のリュウです。

今回は2006年に実写映画「ハチミツとクローバー」の主題歌になった『魔法のコトバ』の歌詞解釈です。

 

 

 

 

スピッツというとロビンソンなどのミリオンヒット曲が有名ですが、この曲も意外と知っている人が多いです。

売り上げは10万枚ほどで物凄く売れたというわけではないのに、数あるスピッツの曲の中で人気が高いのはいったいなぜでしょうか?

 

 

歌詞、メロディともにまさにこれぞスピッツ!と言えるものなのですが、バンド結成19年というキャリアの積み重ねだからこそ生み出せる洗練された曲に仕上がっています。

 

2006年に発売された曲ですが、もしスピッツがブレイクした94〜95年に発売されていたらミリオンヒットしていてもおかしくないでしょう。

 

 

 

学生時代の片思いを連想させる

まず『魔法のコトバ』はどういったことを歌っている曲なんでしょう?

 

作詞・作曲のマサムネさんはこの曲の歌詞の意味について話していないのではっきりしたことは分かりません。

ですが『ハチミツとクローバー』は登場人物全員が片思いをしている映画なので、その主題歌となれば片思いの曲だと考えて間違いないでしょう。

 

 

あふれそうな気持ち 無理やり隠して

今日もまた 遠くばっかり見ていた

 

この曲を聴いた当時のぼくが学生だったこともあるでしょうが、この歌詞から授業中の教室で好きな子のことを考えてぼんやりしている様子が思い浮かびました。

 

その子のことが好きでたまらないんだけどそれを伝えることができなくて、好きな気持ちを抑えながら過ごす。

こんなこと誰しも一度は経験があるんじゃないでしょうか?

 

 

片思いの曲なのかなと思って聴いているとこんな歌詞が出てきます。

 

君と語り合った 下らないアレコレ

抱きしめてどうにか生きてるけど

 

『どうにか生きている』

はて?なんだか不穏な気配を感じます。

 

どうにかってことは思い出(下らないアレコレ)を振り返りながらじゃないと生きていけないほどの苦痛を感じていることになります。

ただ片思いをしているだけで『どうにか』ってほどに耐えられない気持ちになるでしょうか?

 

また会えるよ 約束しなくても

会えるよ 会えるよ

 

好きな子とは片思いのまま離れ離れになってしまって、もう会うことができなくなっています。

今は離れているけど運命の人だったらもう一度会って最後には一緒になれる。

そんなことを信じている、というよりそう信じるしかなくなっているのでしょう。

 

だけれども曲の最後には『会えるよ 会えるよ』と儚さを感じさせる歌い方で同じ言葉を2回繰り返しています。

可能性を信じてはいるけど、もう会うことはできないだろうということも感じ取っているのです。

 

なおこの曲については好きな子はもう亡くなっているという解釈もあります。

確かにそうならもう会えないし、耐えられない苦しみです。

また会えるっていうのは死後の世界ってことになりますね。

 

ただぼくとしては曲の中に『君は何してる?』って歌詞があるんで、好きな子は死んでいないんじゃないかと思っています。

 

『魔法のコトバ』とは何か?

『 魔法のコトバ』とはどんな言葉のことかについてもいろんな解釈があります。

 

多いのは『好き』『愛してる』などの自分の気持ちを伝える言葉。

『口にすれば短く だけど効果はすごいものがあるってことで』という歌詞もあるのでやはりこういった言葉のことなんでしょう。

 

ですがぼくが気になったのは『言葉』ではなく『コトバ』というカタカナ表記になっていること。

あえてカタカナにしなくても『言葉』でもよかったはずです。

  

もしかしたらコトバっていうのは口で言うことではなく、声に出来ない思いを伝える他の手段のことなのかもしれません。

・・・といってはみたもののやはり考えすぎですかね?笑

 

 

『花は根っこも美しいはず』って歌詞がスゴイ

 ぼくがこの曲を聴いて1番すごいと思ったのはこの歌詞です。

 

花は美しく 棘も美しく

根っこも美しいはずさ

 

花っていうのは好きな相手のことを例えている歌詞です。

まあ、恋してる子のことを「花」って言ったり欠点なんかを「棘」に例えることはそんなに珍しくありません。

しかしスピッツの曲においては『根っこ』という歌詞まで出てきてひと味違います。

 

花が好きな子のことを言っているんだから、根っこというのはパッと見では分からない人の内面のことを言っている歌詞です。

 

表面上はいい人っぽくても心のなかでどんなこと考えてるかなんて分かるわけないですからね。

もし分かったらエスパーですし、そもそも片思いで悩む必要もないです 笑

 

ただどんなにきれいな花であっても土から引き抜いたらドロにまみれていてお世辞にもキレイとはいえません。

人の内面も同じことで心の奥底まできれいな人間なんておとぎ話の中にしかいません。

誰だって内面はグチャグチャのドロドロでそれを隠していないとまともに生きていくことも出来ません。

 

そうだと分かっていても好きな人だったら内面もきれいだって思いたいじゃないですか?

だからこそ『根っこ(内面)も美しいはず』なんです。

 

そしてこう考えると・・・

「花」と「根っこ」っていう歌詞は比喩表現として的確すぎです。

 

なんてことないシンプルな歌詞のように思えますが、実はとてつもない奥行きがある歌詞です。

 

これだけのことをこんなに短い歌詞で表現してしまう。。。

マサムネさんの書く歌詞こそ『魔法のコトバ』なんじゃないでしょうか?笑

 

 

 

『魔法のコトバ』のまとめ 

 『魔法のコトバ』はスピッツの中でもかなりストレートで分かりやすい歌詞です。

スピッツの歌詞は複雑なものが多いので、この分かりやすさも人気の要因なんじゃないかと思います。

 

さらにメロディも王道ですし、マサムネさんのハイトーンも心地よい。

結成20周年を翌年に控えたスピッツのひとつの完成形が『魔法のコトバ』 です。

 

万人に受ける心地よさとその裏に隠れた奥深さはキャリアを重ねたスピッツだからこそ作り出せるものです。

発表されるのがもっと早ければミリオンヒットしていてもおかしくないレベルです。

 

結成20年間近でこんな曲を出して「スピッツはどこまで行くんだろう?」と思わせられるのだからスピッツのファンはやめられないのです。

 

 

 


ABOUT ME
リュウ
リュウ
月間最高4.4万PVのブログ「World's Endで手を繋ぐ」を運営するブロガー /どこまでも続く一生を世界の果てまで好きな人と共に歩いていく過程を発信(予定)/ 恋愛偏差値は0/ スピッツが大好きでファン歴12年目 / 26歳現在彼女なし / マッチングアプリを中心にした恋活を実況中継