満喫ぶろぐ

2つの吹奏楽団でTubaを演奏する楽器歴10年目。富山県在住。スピッツはたぶん一生好き。小心者でビビリながらも興味のあることはいろいろやってみるタイプ。

元自殺志願者が語る自殺の原因となくすために必要なこと

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2万1764人。2016年の自殺者の推定です。

3万人をこえる年が続いていたときもあり、それに比べれば減ったことになりますがそれでも多い数です。

世界の先進国の中で15歳から34歳の若い世代の死因で死因のトップが自殺なのは日本だけです。

 

最近ではいじめや長時間労働が原因で自殺する人もいます。

もう何年も問題になっていますが自殺は亡くなりません。

 

自殺を防ぐ方法について議論されることは多いですが、死にたいと思っている人の立場から考えられることはあまりないように思います。

そこで学生時代に死にたいと思ったことのあるぼくの立場から考えてみようと思います。

 

何もできない自分に価値はない

ぼくが死にたいと思ったのは高校2年のときです。

 

ぼくは高校で全国大会を目指す吹奏楽部に所属していましたが、はっきりいって全然うまくなくて先生に怒られてばかりいました。

自分ではがんばっているつもりでしたがなかなかうまくなりませんでした。

 

そのころは自分のことを楽器を吹くくらいしか取り柄が無くて、楽器が下手=存在価値がないくらいにおもっていました。

他の部員にうまく吹けないことで悪くいわれることはありませんでしたが、周りを頼ることもできず自己否定を繰り返し自分で自分を追い込んでいった結果、部活をやめたいを通りこして死にたいとおもうようになりました。

 

「吹けなさ過ぎて嫌で死にたくなる」ってことを同級生にいうと決まって「考えすぎ」といわれました。

実際そのとおりだし今なら自分だったらそれもわかります。

しかし当時のぼくには何が考えすぎなのかわからなかったし、「ぼくの考えてることは理解されないんだ」とよけいに悲しくなりました。

 

「死にたい」は最後のSOS

ぼくは人との出会いに恵まれていたので楽器ができずに死ぬことはなく生きていますが、死にたいといっていたあのころはかなり精神的にきつくなっていました。

 

「死にたいという人に限って死なない」ともいわれていますがこれは真っ赤な嘘です。

自殺した人のほとんどは死ぬ前になんらかのサインを出しています。周りに「死にたい、死にたい」ともらすのもそのひとつです。

 

高校のころのぼくの心理から考えて「死にたい」と周りに言うのは「死にたくないけどどうすればいいか分からない。助けて!」っていう状態です。

自殺をする一歩手前なので軽く考えずにしっかり話を聞いてあげることが大切です。

 

なぜ死にたい?話を聞いて相手の気持ちを理解する

 もしも身近な人が死にたいといってきたら何ていうでしょうか?

  • がんばって生きよう
  • 悪いことは続かない
  • 気の持ちようだ

こういったアドバイスは死にたいとおもっている人には逆効果です。

 

自殺することは逃げだという風潮がありますがそうではありません。

自殺をする人は普通だったら誰かに頼るか逃げるかするようなことに対して誰よりも立ち向かっています。

その結果限界がきてしまい自殺という方法を選びます。

 

そんな人にがんばって生きようと言ったとこらで「これ以上なにをがんばれっていうんだ!」「気合いでどうにかなるならとっくにそうしてる」って話です。

「そうだね」と納得した素振りを見せていても心の中ではまったく納得できていません。

 

アドバイスをするより大切なのはまず相手の気持ちをよく理解し共感すること。

  • どうして死にたいとおもうのか
  • なにが辛いのか
  • どんな気持ちなのか

 

これを理解せずただアドバイスをするだけの人は相手の気持ちを理解しようとせず「こんなことで苦しんでいるんだろう」と自分の思い込みで相談にのっているだけで、相手のことなんて考えていません。

がんばって生きようというアドバイスの裏には「あなたはがんばっていない」という相手を否定する気持ちが隠れています。

 

長時間労働で自殺したニュースを見ると「どうして会社を辞めなかったんだ」と思いますが、自殺する人は会社を辞めるという判断ができなくなっているんです。

 

 

死にたいという相談に何ていえばいいか分からないのかも知れませんが、相手の力になっていないことは相手目線で考えればわかりますね。

 

もちろんアドバイスすることも大切ですが、相手がどんなことに苦しんでいるかが分からなければ適切なアドバイスはできません。

まずは相手の考えていることを一切否定せずに受け入れて聞くことが大切です。

 

どうすれば自殺はなくなるのか?

仏教では人は幸せになるために生きていて死んだら幸せになれないとされています。

このことについてそれは違う!と思う人はいないでしょう。

 

ただ、幸せになるという目的を理解していきていたとしても何かのきっかけで「自分は幸せになれない」とおもってしまったら結局自殺を考えだすんじゃないかとおもうんです。

「死にたい」と話してくれればいいものの周りに相談できずに自殺する場合もあれば、相談しても気持ちが晴れず自殺する場合もあるでしょう。

 

自殺を防ぐのに1番大切なのは死にたいとおもうことがないみんなが生きづらさを感じることのない社会になることだとおもいます。

 

じゃあどうすればそんな社会になるのか?ぼくにはまだ分かりません。

ですが死にたいとおもう人がどんな気持ちかを考えることは自殺を防ぐために必要なことだとおもいます。

 

あなたは自殺についてどう考えますか?