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富山の吹奏楽団に所属するTuba吹き。音楽を演奏するのも聴くのも好きな「no music no life」な人間。スピッツファン歴は12年。小心者でビビリながらも興味のあることは何でもやってみるタイプ。

聴かないと損をする!スピッツの魅力がつまったおすすめアルバム5選

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(2018年5月19日編集)

 

こんにちは。

スピッツファン歴12年のリュウです!

 

ぼくはスピッツが大好きです。心の底から愛していると言っても過言じゃない(過言です←)

 

スピッツは今年バンド結成30周年を迎えるので、新しくシングルコレクションが発売されます。

 

2006年に発売されたシングルコレクション2枚をリマスタリングしたものと2006~2016年までのシングルを収録したものの3枚です。

新曲も3曲収録されます。

 

 

 

しかしこれだけ聴いて終わるのは非常にもったいない。

 

スピッツは曲のバリエーションが幅広いですし、アルバム曲に隠れた名曲がたくさんあります。スピッツの個性はアルバム曲に濃くあらわれています。

 

ロビンソンやチェリーしか知らないのは損をしています。

 

そこで今回はファン歴12年のぼくがぜひ聴いてほしいスピッツのおすすめのアルバム5作を紹介します。

まったく聴いてなかった人も昔聴いていた人もぜひスピッツの魅力にはまってください。

 

 

1.ハチミツ

「ロビンソン」のヒットの直後に発売されたスピッツの6枚目のアルバム。

 

ベストアルバムといっていいほどの完成度でスピッツを聴きたくなった人はまずこれを聴けば間違いないです。

 

収録曲

  1. ハチミツ
  2. 涙がキラリ☆
  3. 歩き出せ、クローバー
  4. ルナルナ
  5. 愛のことば
  6. トンガリ'95
  7. あじさい通り
  8. ロビンソン
  9. Y
  10. グラスホッパー
  11. 君と暮らせたら

 

1曲目の「ハチミツ」はスピッツらしさが全面に出た、まさにスピッツ!といえる曲です。

 

 

シンプルな曲のように聞こえますが、かなり巧妙に作りこまれています。

 

  • サビ以外が4+4+2の変拍子
  • アンティシペーション(アクセントの強い音を前にずれ込ませる)の多用
  • ドミナント(不安定なコードで、うまく使えば大きなインパクトになる)で始まるコード進行

 

こんなにも高度な作曲手法が使われています。

 

よく分からない人が大半だと思うので、ポップに聴かせられているのは異常ともいえるレベルなんだと認識してもらえれば大丈夫です。

 

この曲はバンドでやってるうちに盛り上がって生まれた曲らしく、4拍子じゃないことにも気づいてなかったといいます。

 

スピッツの恐ろしいまでの才能がうかがえます。。。

 

 

5曲目の「愛のしるし」はスピッツファンにとても人気が高く、隠れた名曲として知られています。 

2014年にはドラマ「あすなろ三三七拍子」の主題歌にもなりました。

 

 

実に発表から20年がたってなお、ドラマ主題歌になるほどの評価を受けています。

スピッツの色あせない名曲はなにもミリオンヒット曲だけじゃないんです。

 

 

「煙の中で溶け合いながら探し続ける愛のことば」というフレーズからは、たとえば戦争の真っ最中で恋なんてしてる場合じゃないけれど、それでも大切な誰かのことを想っているかのような切なさがあります。

 

しかし重苦しい感じにはさせられないし、スッと体に入ってくる。

こういうことができるのがスピッツなんですよね。

 

すべての曲がアルバムを作っている

まずなによりアルバムの完成度が高いです。

 

一曲一曲の完成度も高いんですが、曲順による変化が絶妙でこの順番だからそれぞれの曲が輝いているんだと思います。

 

曲ごとのつながりもあって、アルバムすべてでひとつの曲を聴いているかのようです。

「交響曲ハチミツ」みたいな←

 

スピッツを聴きたいならこれは必ずおさえておきましょう!

 

 

ハチミツ

ハチミツ

  • スピッツ
  • J-Pop
  • ¥2100

  

2.フェイクファー

 スピッツがブレイクする前からプロデュースしていた笹路正徳さんのもとを離れてセルフプロデュースで製作した最初のアルバムです。

 

バンドとしてさらなる成長のため笹路さんから離れたのですが曲の方向性、レコーディングを仕切る人の不在、マサムネさんの負担増加などが原因でレコーディングは難航。

 

最大の問題は音が暗く聴こえること。

ブレイク後から感じ始めたサウンド面の課題がこのアルバムで最も浮き彫りになりました。

 

とにかく苦労したことばかりだったため、2007年に発売されたスピッツの著書の中でマサムネさんは「フェイクファーは未だに聴けないアルバム」だと語っています。

 

聞く立場からすると全体的にやわらかく包み込むようなサウンドで、「チェリー」の影響で多くの人がスピッツにもっている春のイメージに最も近いアルバムなので、傑作のひとつだと思っていたのですが。。。

作り手と聞き手では評価が変わるものですね。 

 

収録曲

  1. エトランゼ
  2. センチメンタル
  3. 冷たい頬
  4. 運命の人(Album Version)
  5. 仲良し
  6. スーパーノヴァ
  7. ただ春を待つ
  8. 謝々!
  9. ウィリー
  10. スカーレット(Album Version)
  11. フェイクファー

 

 

スピッツの曲の中でミリオンヒット3曲に並んで人気の高い「楓」も収録されています。

楓がもとはシングルではなくアルバム曲だということは知っていましたか?

 

スピッツの歌詞では前向きな言葉のあとにネガティブワードを入れることで切なさを際立たせる「上げて落とす」やり方が多く見られます。

 

楓もサビの直前のギターの音くらいまでは明るくなっていきそうな雰囲気を出しているのにサビで「さよなら」という歌詞が出てきて一気に悲しくなります。

 

この曲の「さよなら」が他の曲に比べて一層際立っているのはこういった要因があります。 

 

 

 

個人的に「この曲はやばい!」と思っているのは表題曲の「フェイクファー」。

 

イントロは悲しくも不気味な雰囲気があるギターのアルペジオから始まります。

このままいくのかと思っていたら突然バンドの音が一気に入ってきて、先が読めない曲の展開にゾクゾクします。

 

Aメロ、Bメロが繰り返されていてサビは最後に一回だけ。

サビの歌詞に注目です。

 

今から箱の外へ 二人は箱の外へ

未来と別の世界 見つけた

そんな気がした

 

えーっ!そんな気がしただけ!?

 

このサビの後は弾けたようにイントロと同じギターのアルペジオが流れます。

結局すべて妄想だったという、最後の最後にものすごい裏切りでした。。。

 

フェイクファー

フェイクファー

  • スピッツ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 

フェイクファーを聴くならリマスター盤

このアルバムを聴くならリマスター盤をおすすめします。

前述したとおり、レコーディングでサウンド面の問題にぶつかっていました。

 

聴き込んだ今だからこそやわらかい音が心地よく感じられますが、ぼくもはじめて聴いたころは音がこもった感じがして好きではありませんでした。

 

リマスター盤はスピッツが不満に感じていたサウンドの問題が改善され、くっきりした音で聴くことが出来るのでかなり曲の印象が変わります。

 

メンバーが音にこだわっていた理由がよく分かりました。

 

もともといいアルバムなんですが、作品の質がさらに上がります。

 スピッツの「フェイクファー」は未完成 - 満喫ぶろぐ

 

ちなみにスピッツいわく「ジャケットは自信作」だそう 笑

最初に紹介したリンクはリマスター盤のものです。

 

フェイクファー

フェイクファー

  • スピッツ
  • J-Pop
  • ¥2100

 

 3.名前をつけてやる

 

まだスピッツが売れる前の2枚目のアルバム。ファンじゃない限り全部知らない曲だと思います。

 

初期のアルバムですが、スピッツファンには全アルバムの中でも3本の指に入るほどの人気がある隠れた名盤です。

 

収録曲

  1. ウサギのバイク
  2. 日曜日
  3. 名前をつけてやる
  4. 鈴虫を飼う
  5. ミーコとギター
  6. プール
  7. 胸に咲いた黄色い花
  8. 待ち合わせ
  9. あわ
  10. 恋のうた
  11. 魔女旅に出る

 

 表題曲の「名前をつけてやる」。

 何に名前をつけようとしているかはっきりしませんが、曲を聴いていくとこういうことかな?という仮説が浮かびます。

 

名前をつけてやる 残りの夜が来て

むき出しのでっぱり ごまかせない夜が来て

名前をつけてやる 本気で考えちゃった

誰よりも立派で 誰よりもバカみたいな 

 

うーん、どう聴いても性的な意味での「下の息子」だとしか思えない。

曲を聴いて他の説があったら教えてください 笑

 

名前をつけてやる

名前をつけてやる

  • スピッツ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

シングル曲でもある「魔女旅に出る」がアルバム最後の曲です。

この曲はスピッツファンだということが発覚した将棋の藤井聡太七段が「スピッツ屈指の名曲」と語っています。

 

卓球の張本智和選手との対談での内容です↓

 

 藤井「私も音楽はスピッツなどを聴きます」

 

 張本「あの『チェリー』の…」

 

 藤井「やはり『チェリー』になりますか…。『ロビンソン』も有名なんですけど、個人的にはセカンドアルバム『名前をつけてやる』の『魔女旅に出る』はスピッツ屈指の名曲だと思っています」

 

 引用http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20171229-OHT1T50166.html

 

スピッツにはめずらしいストリングスが使われた曲で、間奏のメロディがめちゃくちゃキレイ。 

 

どこか遠くに旅立つ女の子のことを見送っていますが、おそらくもう二度と会えないのが分かっていて「いつでもここにいるからね」と言っているように聴こえます。

 

藤井四段はこの曲をどういう点から屈指の名曲としたのか理由を聞いてみたいところです。

 

 

スピッツ初期の毒のある歌詞 

初期のスピッツは売れることを全く意識してなかったのでブレイクした今では考えられないような曲もありました。

 

今のスピッツにも見られるひねくれた感じもありますが毒のある歌詞も多く、聴いているうちにクセになってきます。

発酵食品にハマってそればっかり食べるようになるようなものでしょうか。

 

 

初期の中でも一番スピッツらしいアルバムなので、売れる前のスピッツのクセになる魅力を味わってみてください。 

 

名前をつけてやる

名前をつけてやる

  • スピッツ
  • J-Pop
  • ¥2100

   

4.ハヤブサ

スピッツはロックバンドなんですが、ミリオン3曲のイメージが強すぎるのかなかなか分かってもらえません。

 

このアルバムはスピッツのアルバムの中で1番ロックなアルバムです。ぼくは初めて聴いたとき別のアーティストと間違えたのかと思いました 笑

 

スピッツはデビューから一貫してロックをやっているのですが、世間にはそのようには認知されていませんでした。

 

そこでスピッツは今までの自分たちを壊すくらいの気持ちでロックサウンドを追及。

そうして出来上がったのがこのアルバムです。

 

収録曲

  1. 放浪カモメはどこまでも(Album Version)
  2. いろは
  3. さらばユニバース
  4. 甘い手
  5. HOLIDAY
  6. 8823
  7. 宇宙虫
  8. ハートが帰らない
  9. ホタル
  10. メモリーズ・カスタム
  11. 俺の赤い星
  12. ジュテーム?
  13. アカネ

 

 

「8823」「メモリーズ・カスタム」はライブの定番です。

スピッツが曲のバリエーションが幅広いことが分かってもらえるはずです。

 

特に8823はライブでも毎回演奏されています。

メンバーもかなりお気に入りなんでしょう。

 

個人的にもこの曲はロックバンド・スピッツの最高傑作だと思います。

「スピッツのどこがロック?」「スピッツにライブのイメージがない」という人はまずこの曲を聴いてみましょう。

 

(8823の視聴はいいところで終わっちゃいます。ちくしょう!)

 

8823

8823

  • スピッツ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

メモリーズ・カスタム

メモリーズ・カスタム

  • スピッツ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

スピッツの地位を不動のものにしたアルバム

スピッツが今も売れているのはこのアルバムを作ったことでさらに化けたからです。

 

もしフェイクファーまでのスピッツのままだったら、音楽の幅が広がることもなく衰えていっていたでしょう。

だからスピッツを語るうえでかかせない作品です。

 

 

ただイメージと違いすぎるので最初に聴かないほうがいいかもしません。2枚くらいアルバムを聴いてからだと楽しめます。

 

ハヤブサ

ハヤブサ

  • スピッツ
  • J-Pop
  • ¥2100

   

5.醒めない

現時点での最新アルバム。レコード大賞優秀アルバム賞を受賞しました。

 

バンド結成30周年を目前にしながら原点回帰したバンドサウンドで、それでいて今までにない前向きな歌詞も多くてスピッツの底力を感じられます。

 

収録曲

  1. 醒めない
  2. みなと
  3. 子グマ!子グマ!
  4. コメット
  5. ナサケモノ
  6. グリーン
  7. SJ
  8. ハチの針
  9. モニャモニャ
  10. ガラクタ
  11. ヒビスクス
  12. ブチ
  13. 雪風
  14. こんにちは

 

一曲目の「醒めない」はタイトルを見たとき恋心のことなのかと思ってましたが、ロックに目覚めたころの熱から今も醒めていないということのようです。

 

結成30周年を目前にして発表されたので、ファンとしてはこの曲には感激しました!

一生ついていこう。

 

 

「コメット」はイントロのピアノの音を聴いた瞬間いい曲だということ確信させられました。

 

切れそうなヒレで  泳いでいくよ

想像より少し 遠いとこ

 

この歌詞をイントロのメロディに乗せて歌っているんですが、いつ聴いても目頭が熱くなります。

スピッツのメロディセンスは異常だ。

 

コメット

コメット

  • スピッツ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

今も進化し続けるスピッツ

バンド結成30周年を目前にしてのアルバムですが、新しいことをするというよりは原点回帰したアルバムです。

 

ラップ調の曲や小道具も使っていますが、アコースティックギターも使っておらずバンドサウンドに立ち返ってさらに進化させています。

 

死者から生者に呼びかけている曲である「雪風」のあとに『また会えるとは思いもしなかった』という歌いだしで始まる「こんにちは」の流れも最高。

 

 

スピッツを昔聴いていたという人にはぜひ聴いてみて欲しいです。 

昔と比べていい意味で変わらないだけでなくさらに進化している。そのことにぼくは心の底から感動しました。

 

Samenai

Samenai

  • スピッツ
  • J-Pop
  • ¥2100

  

まとめ

最後の「醒めない」を除けば紹介したアルバムは10年、20年以上前の古いものです。

しかし聴いてもらえば分かりますが全く古い感じがしません。

 

今これを「Newアルバムです!」って出したとしても違和感がありません。だからどれを聴いても新鮮な気持ちで聴けます。

 

 

ぜひアルバムを聴いてスピッツの新たな一面を発見してみてください!

ロビンソンやチェリーしか知らないのは本当にもったいないので。