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富山の吹奏楽団に所属するTuba吹き。音楽を演奏するのも聴くのも好きな「no music no life」な人間。スピッツファン歴は12年。小心者でビビリながらも興味のあることは何でもやってみるタイプ。

「進撃の巨人」考察。アニ、ライナー、ベルベルトの3人が味わった地獄はどんなものだったのか②

こんにちは、リュウです。

前回の続きを書いていきます。

 

ライナーだけが地獄を味わい続けた

三人の中で一番苦しみが顕著なのがライナーです。

なにせ罪の意識から心を保つために記憶を改ざんするまでにいたっていますからね。

11巻でこのことが分かったときは「こ、怖っ…」って思いました。

 

では改ざんはいつから始まったかですが、おそらくベルトルトとの話を聞かれたマルコを巨人に喰わせたときです。

「マルコが食われてる…」と唖然とした顔で見ているライナーの姿を見て、ベルトルトがゾッとしていたからです。

 

三人の中で一番兵士らしい姿を見せていたのがライナーでした。

それをライナーは尊敬されたいという承認欲求のためだったことを語っていましたが、一番罪の意識をもっていたから一番兵士らしくなっていたんじゃないでしょうか。

 

ライナーの場合、アニとベルトルトにはないもうひとつの苦しみがあります。

それは巨人に襲われたときにマルセルが自分をかばって死んだことです。

 

 

俺は選ばれるはずのない戦士で

今日死ぬはずだった

何で謝った...

何で俺なんかを助けた...

(第96話 「希望の扉」より)

 

 

 

ライナーはもともと戦士になる予定ではなかったのにマルセルが軍に印象操作をしたことで戦士になっていました。

それなのにマルセルは自分をかばい、ライナーが冷静さを失って真っ先に逃げ出したこともあって死なせてしまいました。

 

その後調査兵団に入りエレンたちと戦ったことで、アニは自らを封じ込めた状態になり、ベルトルトは巨人に食われて死にました。

本来戦士になるはずじゃなかった自分だけが生き残ってしまったのです。

潜入する前も始祖奪還に失敗した後も、ライナーの苦しみは生き残ったことから始まっています。

 

 

ライナーは兵士として潜入していた時のことを地獄だったと話しました。

家族や親戚がいる場だったのでいえないこともありましたが、少なくとも地獄だったというのは本当です。

アニとベルトルトもそうですが、マーレにいたときに壁の中にいるのは悪魔の末裔だと教えられていました。

ライナーはずば抜けて忠誠心が強かったから、三人の中で一番敵対心を持っていたはずです。

 

でも三人ともすぐに気づいたはずです。

壁の中にいるのは悪魔なんかじゃなく、自分たちと同じ人間だと。

それがわかってしまったから、壁の中の人類を滅ぼすための任務を行うことに地獄になっていっています。

 

潜入していた時から記憶を改ざんするほど罪を感じていたのだから、マーレに帰って罪を感じなくなるわけがありません。

この苦しみはマーレに帰ってからの4年間もずっと続いていました。

ライナーは生き残ってしまったからこそ三人の中で一番の地獄を味わうことになりました。

 

シガンシナ区の戦いのあと、ジークはライナーに「お前は運がよかったね」と言っていましたが、もしかしたら裁きを受けるように死んだベルトルトのほうが運がよかったのかもしれません。

 

まとめ

進撃の巨人はマーレ側から見るとまったく違う一面が見えてきます。

マーレ側から見た場合、ライナーは進撃の巨人の裏の主人公のような位置づけのように思えてきます。

 

物語は今、どちらが悪なのかが分からなくなっています。

エレンたちがやったことはライナーたちがやったこと。

どちらも同じことをしているわけです。

 

長くても10巻以内には完結することになるでしょうが、どう決着するのか注目です。