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2つの吹奏楽団に所属するTuba吹き。富山県在住。音楽を演奏するのも聴くのも好きな「no music no life」な人間。スピッツファン歴は12年。小心者でビビリながらも興味のあることは何でもやってみるタイプ。

【先行配信】SEKAI NO OWARI「サザンカ」感想&レビュー。夢を追う人にそっと寄り添って支えてくれる温かさのある一曲

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こんにちは、リュウです。

 

今日、セカオワことSEKAI NO OWARIの新曲「サザンカ」が先行配信されました。

シングルは完全生産限定盤で2月28日リリースされます。

 

 

この曲はピョンチャンオリンピックパラリンピックNHK放送テーマソングに決まっています。

夢に向かっている人たちの背中をおす曲になっていて、オリンピックの曲にピッタリです。

 

この記事では新曲「サザンカ」のレビューをしていきます。

 

サザンカ」の概要

数々のタイアップ曲をもつセカオワですが、その中でもオリンピックのテーマソングは大きなタイアップです。

メンバーの曲への思いも一層強くなっているのではないでしょうか。 

 

メンバーのコメントです。 

 

「夢を追いかける人、その側で見守り続ける人たちの物語を歌に出来たらと思い、今回の楽曲を制作させて頂きました。オリンピック・パラリンピックに挑戦する選手たちや応援している方々に、この曲がそっと寄り添うことが出来たら光栄です。」

引用 NHK放送テーマソングは「サザンカ」 | NHKピョンチャンオリンピック - NHK

 

作詞はFukaseSaori、作曲はNakajinFukaseで、作詞作曲ともに競作となっています。

メンバーのインタビューによるとNakajinが作ったメロディから広げていって、歌詞は前半をFukaseさん、 後半をSaoriちゃんが作ったようです。

 

サザンカは花の名前(山茶花)で、「困難に打ち勝つ」「ひたむきさ」という花言葉があります。

オリンピックのテーマソングにふさわしいタイトルですね!

 

サザンカはどんな曲?

曲は語りかけるようなしっとりしたピアノの音から始まります。

前半はピアノやギターといったバンドの音をを中心にしていて、後半に管楽器などいくつもの音が重なることで大きな感動を生んでいます。

 

ドアの閉まる音 カレンダーの印

部屋から聞こえる 君の泣き声 

 

ピアノの音に乗せてfukaseさんの歌声が語りかけてきます。

曲がシンプルなので、優しい歌声が一層際立って届きます。

この部分を聴くだけで、思うようにいかずに苦しんでいる「君」を心配そうに見守っている姿が浮かんできます。

 

誰よりも転んで 誰よりも泣いて

誰よりも君は 立ち上がってきた

僕は知ってるよ 

誰よりも君が一番輝いている瞬間を 

 

セカオワの曲は一方的に励ますのではなく優しく見守って、苦しみや努力していることをすべて受け止めた上で一緒に前に進もうとする歌詞が多いです。

 

オリンピックで金メダルをとる選手でも一切苦しむことなく結果を出すなんてことはありえません。

どの選手ももがき苦しんで本番を迎えます。

それでもメダルをとれるのはほんの一握りだし、金メダルは一人だけです。

 

そんな孤独な戦いの中にいるとき努力を認め、寄り添ってくれる人がいるだけでどれだけ心強いことでしょうか。

ただ背中を押すだけでなく、一緒に戦う。

この曲にはそんな思いが込められているんだと思います。

 

夢を追う君へ 

思い出して つまずいたなら

いつだって物語の主人公は笑われる方だ

人を笑う方じゃないと僕は思うんだよ 

 

セカオワ自身もなんどもつまずいてきています。

バンドの大会に出れば4組中ビリだったり「メッセージ性がないね」などと言われるなど、笑われる側にいたことがありました。

それでもあきらめず自分たちを信じてやり続けてきたから今があります。

 

正直言えばこの歌詞はそんなにめずらしいものではなく、こんなことを歌っている曲はいくつもあります。

それでもこの歌詞に心が動かされるのは、なんどもつまずいてきたセカオワメンバーの強い思いが込められているからでしょう。

 

どうしてもsaoriちゃんに重ねてしまう

去年メンバーのsaoriちゃんが5年かけて完成させた初小説「ふたご」が発売されました。

直木賞候補にも選ばれるほどの評価を受け、受賞こそ逃したものの審査員の伊集院静が「才能がある」と語るなど、デビュー作としてはきわめて高い評価を受けました。

 

 

藤崎沙織「ふたご」のあらすじと感想。ふたごの兄弟のような親近感を覚える不思議な小説 - 満喫ぶろぐ

 

ぼくは「サザンカ」を聴いていると、小説執筆に挑戦しているsaoriちゃんの姿が思い浮かびます。

  

ツアーが終わってホテルに帰り、一人でゴミを書く毎日。

朝起きて読み返すと、そのままゴミ箱へ投げ捨ててしまいたくなるような文章がパソコンに残されているのです。

酷い気分でした。 

 

小説のあとがきでこのように語るほど小説を書くのは苦しみにみちたものでした。

それでも書き上げ、小説として発売された時にはsaoriちゃん本人はもちろんメンバー全員が自分のことのように喜んでいました。

 

サザンカの歌詞の中にこんなものがあります。

 

嬉しいのに涙が溢れるのは

君が歩んできた道のりを知っているから 

 

セカオワは自己投影型の曲が多く、ファンタジックな曲でもモデルになった人がいることが多いです。

前半の歌詞はfukaseさんが書いていますが、小説を書いているsaoriちゃんをモデルにしていたんじゃないでしょうか?

 

セカオワメンバーはみんな一緒に暮らしているので、小説を書いているときの苦しんでいる姿も見ています。

だからこそ小説が出版されたときはみんな同じように涙が出るほどうれしかったんじゃないかと思います。

 

本当の意味とは違うんでしょうが、ぼくは小説を書いているsaoriちゃんを見守っているメンバーの気持ちを歌った曲というふうにも解釈しています。

 

 まとめ

サザンカ」には家族を思う気持ちのような温かさがあります。

オリンピックのテーマソングとしてたくさんの人に届いてくれればと思います。

 

 

サザンカ

サザンカ

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