満喫ぶろぐ

2つの吹奏楽団でTubaを演奏する楽器歴10年目。富山県在住。スピッツはたぶん一生好き。小心者でビビリながらも興味のあることはいろいろやってみるタイプ。

スピッツの「フェイクファー」は未完成

 

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今年の夏にバンド結成30周年をむかえるスピッツ。 

 

スピッツは音にたいしてのこだわりが強いバンドで、売れてからもサウンド面での不満を感じて苦しんだときがあります。

 

特に苦しんだのが8枚目のアルバムの「フェイクファー」

音が暗く、沈んでいるように聞こえるのが気になっていたようです。

 

現在ではフェイクファーまでの8枚のアルバムがリマスター版として再発売されています。

 

すでに「フェイクファー」をもっている人も改めてリマスター版を聴いてみるべきです。

 

その理由とは?

 

 

レコーディングの時の音と違う

なぜサウンド面での不満を感じたかというと、レコーディングのときに自分たちが聞いている音とCDにしたときの音が違っているからです。

 

特に不満をもっていたマサムネさんのイメージは耳に飛び込んでくるようなメリハリの効いた迫力のある音。

CDで聴くスピッツの音は理想とはあまりに違っていました。

 

後にこれは演奏の問題ではなく、レコーディングで行うミックスダウンのやり方に問題があったことが分かります。改善したのは「フェイクファー」以降です。

 

ミックスダウンとはレコーディングで録音した各楽器の音量やニュアンスのバランスを整えていく作業のことです。料理にたとえると調理作業にあたります。

 

アルバムを作るときは曲ごとに音量が違っていたら聴きづらいので、曲ごとの音量もそろえなければいけません。曲ごとの音量をそろえる作業をマスタリングといいます。

 

そしてリマスター版は、古い音源を最新の音響技術を使ってマスタリングしなおしたものです。

 

つまり当時のスピッツが求めていた音が形になっています。

 

 

 

曲の印象が変わる

 

とくに、ラウドな音が欲しいロック的なサウンドに満足がいかなかった。『フェイクファー』でいえば「楓」のようなしっとりとした曲はいいけど、「スーパーノヴァ」のようなノイジーな曲がおとなしく聴こえてしまうことが問題だった。

 

 

スピッツが感じていた上記のようなサウンドの不満はリマスター版では改善されています。

 

もともとの音源とリマスター版を聞きくらべると、音質がまったく違っていておどろきました。音質がよくなり迫力のある音になると、アルバムの印象も変わってきます。

 

ぼくは「フェイクファー」はあまり好きではありませんでした。やけにふわふわしているというか音が軽い感じがして、それが好きになれませんでした。軽い感じに聴こえる曲を作っているのかと思っていましたが、曲の問題ではなく音の問題でした。

 

音質がよくなったことでぼくが好きではなかった要素がなくなったので、一気に「フェイクファー」が好きなアルバムに変わりました。

 

ぼくは吹奏楽をやっていますが、演奏するホールの響きやすさの違いによって演奏がうまく聴こえたり、逆にヘタに聴こえるときもあります。

 

だから音の聴こえかたによって音楽の印象が変わることは理解していたつもりでしたが、リマスター版を聴いてここまで印象が変わるのかと改めて気づかされました。

 

ここまで違うのだからスピッツが音にこだわりをもつのも納得です。

 

 

まとめ 

「フェイクファー」のころのサウンド面の不満をもっていた話はファンの方なら知っている方が多いと思います。

 

どうしてスピッツがそんなに音にこだわっていたのかは聞きくらべることでよく分かるはずです。ちなみにぼくはリマスターされたものを配信で買いました。

 

読んでいただきありがとうございました(^ ^)

 

 

引用した本はこちらです

 

旅の途中

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