満喫ぶろぐ

2つの吹奏楽団でTubaを演奏する楽器歴10年目。富山県在住。スピッツはたぶん一生好き。小心者でビビリながらも興味のあることはいろいろやってみるタイプ。

なぜスピッツの「ロビンソン」は売れたのか?

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今年の夏にバンド結成30周年をむかえるスピッツ

30周年を記念したシングルコレクションの発売されます。

 

 

スピッツの曲の中でも「ロビンソン」はブレイクのきっかけとなった最大のヒット曲です。

実はこの曲は11枚目のシングルで、ブレイクするまで結構時間がかかっています。

 

ミリオンヒットする曲は派手な曲が多く、当時のヒット曲とくらべるとかなりシンプルです。

スピッツ自身はロビンソンについては「いつものスピッツの地味な曲」と考えていて、この曲が売れるなんてまったく思っていませんでした。

いったいどうしてロビンソンは売れたのでしょうか?

 

売れることを意識する

スピッツはデビュー当時売れることに対するあこがれがまったくありませんでした。

自分たちの曲が売れる曲でないことはわかっていたもののそれを変えようとはせず、

自分たちのやりたいようにやっていました。

 

しかし自分たちを支えてくれるスタッフにたいして、結果を出せていないことを申し訳なくおもうようになり、売れることを意識するようになりました。

そしてユニコーンプリンセスプリンセスのプロデュースをてがけた笹路正徳(ささじまさのり)さんにプロデュースを依頼しました。

 

笹路さんは売れるノウハウを知っている人というよりアーティストの個性をひきだすことでヒットを生み出すタイプのプロデューサーでした。

笹路さんとの出会いによって、メンバー自身気づいていなかったスピッツ2つの個性が引き出されました。

 

スピッツのふたつの個性

 

マサムネさんのハイトー

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 「マサムネはハイトーンにいったときの声がいいんだから、それを使わない手はないよ」

 

 

「マサムネの歌は高いキーで、もっと張って歌ったほうが聴き手に届くよ」

 

 

 

マサムネさんの歌について笹路さんはこのようにいいました。

 

スピッツというとボーカル草野マサムネさんの高い声が特徴的です。スピッツの好きなところとしてマサムネさんの声をあげる人は多いです。

しかしマサムネさん自身は自分の声がいいとはまったく思っておらず、むしろ嫌いなくらいだったようです。

 

3枚目のアルバム「惑星(ほし)のかけら」では、意識して低い音域で歌う曲を作っていたくらいです。

 

だからマサムネさんが高い声で歌うようになったのは笹路さんに言われてからで、それまでは高い声をそんなに出していませんでした。

  

ギターの「アルペジオ

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スピッツのギターを弾いているのは三輪テツヤさん。ファンには「テッチャン」と呼ばれます。

 

スピッツの曲ではギターのアルペジオが多く使われています。

アルペジオとは和音をつくっている音を一音ずつ順番に弾いていく演奏方法で、ロビンソンの冒頭でもアルペジオが目立ちます。

テッチャンはデビュー当時からアルペジオをやっていましたが、それしかできないからやっていただけで、アルペジオしかできないことが嫌だったといいます。

 

しかし笹路さんの言葉で意識が変わります。

 「普通はみんなアルペジオは嫌がるぞ。テッチャンはアルペジオが本当に好きなんだな。アルペジオの歩いていくような動指ができるギタリストはそんなにいないよ。それがテッチャンの個性なんじゃないか。」

 

 

こういってもらえたことで、アルペジオに自身を持てるようになったそうです。

 

ロビンソンにあらわれた「個性」

ここまでのことをふまえてロビンソンを分析してみます。

 

まず冒頭はギターのアルペジオが印象的です。ベースやドラムは特に凝ったことはしておらず、シンプルなリズムを奏でています。

アルペジオ以外の演奏がシンプルなので、なおさらアルペジオが際立っています。この冒頭だけでも当時のどの曲とも違う世界観が感じられます。

 

バンドの演奏で目立つのはアルペジオくらいで、曲全体でバンドの演奏はおどろくほどシンプルです。しかしそれによってマサムネさんのハイトーンが際立っています。

他の曲でもあれくらいの高い声をだすことはありますが、ロビンソンほど演奏がシンプルではありません。チェリーも演奏がシンプルなんですが、ロビンソンに比べると高い声では歌っていません。

 

ロビンソンはスピッツの全ての曲の中で、スピッツの個性がもっともあらわれた曲だとおもいます。

 

マサムネさんはロビンソンを一切気負わず作ったといいます。気負わなかったことで結果としてスピッツの個性が反映され、他のどの曲にもないスピッツの個性が世間に浸透した ー 

ロビンソンが売れた理由はそこにあるのではないでしょうか?

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まとめ

今でこそギターがあんなにアルペジオをやるのはそんなにめずらしくないですが、当時は異質なくらいです。

メンバー自身、自分たちの曲は時代にあっていないと感じていましたが時代性がないのが自分たちの武器であるとも考えていました。

 

周りに流されず自分たちの音楽をつらぬいていなければ、ロビンソンができることもありませんでした。そこがスピッツのすごいところです。

 

読んでいただきありがとうございました(^ ^)

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 こちらから引用しました。

 

 

 ロビンソンも入っています。